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ご依頼作業:NISSAN R32 SKYLINE GT-R 室内異音低減作業 その①

TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。

最近時は入庫車両に関してのご紹介が続いておりましたが、今回から先日に施工させて頂きました室内異音低減作業の様子をご紹介して参ります。

異音低減作業に関しては定期的にご依頼を頂いている状況で、つい先日は徳島県のお客様よりLEXUS LXの室内異音低減作業をご用命頂き作業をさせて頂きましたが、異音でお困りのお客様が全国に多数おられることを実感致しております。

LEXUS LXにおいては、静粛性が高い故に小さな音が気になり、しかも複数個所から異音が発生しておりましたので対策に苦労致しましたが、何とか異音を解消することができ、お客様にも大変お喜び頂けました。

異音は大変気になるものかと存じます。

もし現在も解消できずにお困りでしたらお問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせ下さいませ。

さて、、、

先日ですが、大阪府にお住まいのお客様より NISSAN R32 SKYLINE GT-R の室内異音低減作業をご用命頂きましたので、今回より3回に渡り作業の様子をご紹介して参ります。

このR32 GT-Rですが、物凄く程度が良く、塗装もピカピカで内装も劣化が少ない上に、ホイールやマフラーなど希少なNISMOパーツが装着されており、オーナー様が本当に大切になさってこれらたことが見てすぐにわかる車両でした。

私も第2世代のGT-Rは大好きで、自身でもR33 GT-Rを所有したことがあるぐらい(かなり前ですが)ですので、今回この極上のGT-Rの作業をご用命頂きましたことは光栄であり、同時に身が引き締まる想いで御座いました。

尚、本車両のオーナー様は、運転席ドア、及び後席付近からの異音でお困りでしたが、ディーラー様や本車両の購入店様に何度か見て頂いてものの改善しなかったとのことで、弊社にご相談のご連絡を頂きまして、この度異音低減作業をご用命頂きました次第で御座います。

ということで、作業開始当日に車両をお預かり致しまして早速お客様と共に状態確認を致しましたところ、以下の箇所からの異音を確認致しました。

①運転席ドア
②リアサイドトリム(運転席側)
③リアサイドトリム(助手席側)
④リヤパーセルシェルフ

そこで、お客様と作業箇所や必要日数などをご相談させて頂きまして上で、上記箇所に全てに対して対策作業を行うことと致しました。

では、作業の様子のご紹介に入りますが、今回は1回目として、①運転席ドアから発生していた異音対策を行いました際の様子をご紹介致します。

今回ご紹介致します運転席ドアからは、段差を通過する度に、『カタカタ』や『ガチャガチャ』『ビリビリ』といった複数の異音が発生しており、GT-R特有の剛性感のある乗り味を損ねてしまっている状態でした。

そこで、一つづつ対策を進めることと致します。

まずは、段差を通過する度に『カタカタ』という大きな音が出ていたのは、音的にも場所的にもドアストライカーの部分だとわかりました。

経年変化でドアが下がってしまい、ストライカーの位置が相対的にずれることによりドアキャッチャーとストライカーが当たることで音が出ていると考えられるので、ストライカーに位置を調整しました。

音が出ない、且つドアを閉めた際に違和感が無い位置にストライカーの位置調整と試走を繰り返しましたところ、無事にこのストライカーからの異音は解消致しました。

続いては、ドアライニングの内側からの異音対策に入ります。

ドアライニングを取り外して、まずはドア側から状況の確認を行いますが、パッと見た限りでも異音が発生しそうな箇所は複数ありました。

しかし、特に何か対策をされた跡は全く見当たらず、販売店様などは何を対応したのでしょうか・・・。

なんてことは関係ないので、このドアにおいて異音が発生しそうな箇所を一つづつ対応していきますが、まずは如何にも音が出そうな配線達やカプラーの対策を行います。

本車両には複数の後付け配線が通っており、それらは異音対策が施されていない状態でしたので、TESAテープやエプトシールなどで異音が出ない様に対処していきます。

配線類の異音対策をしっかり行いましたら、一旦ドアの作業は終わりにして、続いてドアライニング側の確認を行います。

すると、異音の原因の一つがすぐにわかりました。

内装の固定クリップが破損して無くなっておりましたので、新しいクリップを取り付けておきます。

以上の対応を行った上で、ドアライニングを元に戻して一度試走を行いましたところ、段差を通過した際の異音はかなり低減致しましたもののまだ少し残っていることと、劣化したざらざらした路面を走行致しました際にビビリ音が発生しておりますので、もう一度ライニングを取り外して、対策を行います。

改めて、音が出る箇所を詳細に探っていくと、ドアを軽く叩くとドアハンドルに繋がるロッドとホルダー部分から音が出ておりました。

そこで、ロッドの動作を極力妨げない様にしながら、音が出ない様に対策を行いました。

これでビビリ音は出ないはずです。

あとは、ドアライニングを付けた状態でドアライニング上部を叩くと、小さいですが異音が出ていたので、ドアの上部のドアライニングと接する部分を中心に対策を行います。

上記対策を行った上で、ドアライニングを取り付けて試走を行いましたところ・・・

無事に運転席側ドアにおける異音はきれいに解消しました。

ドアの異音が無くなることによる印象の変化は非常に大きく、一気に乗り味の質感が向上し車体の剛性感が上がった様に感じます。

これで、お客様のお困り事象でありました運転席側ドアの対策は完了ですので、続いてはリアサイドトリムの対策に移りますが、作業の様子は次回にご紹介致します。

では、失礼致します。

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