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走行距離51,600km 無限フルエアロの程度極上 HONDA BEAT Ver.F ご納車前メンテナンス エンジンルーム清掃及び状態確認

 TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。

ご成約を頂いており、ご納車を控えております、走行距離51,600km 無限フルエアロの程度極上 HONDA BEAT Version.F のご納車前メンテナンスの様子をご紹介するシリーズ。

前回はボディーの状態や錆の状態確認の様子をご紹介致しましたが、今回は第3回目【エンジンルーム清掃及び状態確認編】として、エンジンルーム内のチェック及び清掃、プラグの状態確認等を行った際の様子をご紹介致します。

また同時に、通常時はアイドリング回転数が規定値の1200r/minで安定しているものの、走行中にクラッチを切る様な操作を行った際に、アイドル回転数が少し落ち込む現象があった為、アイドリング回転数の調整も実施致しました。

では、早速エンジンルームの確認に入りますが、BEATはエンジンルームにアクセスする為に幌後部の固定ボルト6本を外して、バルクヘッド後ろ側のメンテナンスリッドを外す必要があります。

まず、幌の固定ボルト6本を外して幌をめくるとこのようにリヤトレーマットが現れます。

そして、マットを車外に出すとメンテナンスリッドの登場です。

綺麗なもので、錆など特に気になる点はございません。

この部分も通常はなかなかアクセスすることなく、ホコリが溜まり易い為、濡れたタオルで綺麗に拭き上げて綺麗にしておきます。

こういった端っこの部分も汚れやホコリなどが溜まり易い為、掃除機と濡れタオルでしっかり綺麗にします。

そして、4本のボルトを外してメンテナンスリッドを外せば、ようやくエンジンルーム内の確認を行うことができます。

この車両はつい先日にディーラーにてタイミングベルト交換やバルブ交換、クラッチ交換、その他燃料ホースやウォーターホースなど広範囲にわたり整備を受けていますので一部ホース類などが新しくなっていることが確認できます。

また通常サビサビになっているヒューエルレギュレターも新品に交換済みの為、非常に綺麗な状態です。

オイル滲みなども含めて問題ありませんでしたので、エンジンルーム内の清掃を行います。

BEATのエンジンルームは通常の車とは違い、滅多に清掃などを行うことができずホコリの堆積が凄いので、この際に手の届く範囲で丁寧に清掃を行っていきます。

これで、次にお客様がエンジンルームを開けた際に、少しは綺麗と感じて頂けるかと存じます。

因みに、エアコンベルトやジェネレーターベルトの補器ベルトも劣化は見られませんでした。

続いて、プラグの点検に移ります。

3本共に、中心電極、側方電極の摩耗も問題無く、焼け色も問題ございません。

これで、通常のエンジンルームの確認、清掃作業は終わりですが、本車両におきましては、続いてアイドリング回転数の調整を行います。

と言いますのも、通常時はアイドリング回転数が規定値の1200r/minで安定しているものの、走行中にクラッチを切る様な操作を行った際に、アイドル回転数が一時的に1000r/min程度まで下がる現象が出ている為、アイドリング回転数の調整を実施致しました。

アイドリング回転数の調整方法としましては、まずはラジエターファンが2回作動するまで完全に暖機します。

暖機が完了しましたら、エアコンやオーディオなど電気負荷のかかる電装系を全てOFFにした状態で、EACVのカプラーを外します。

カプラーを外すと、アイドリング回転数がグッと下がりますので、写真にあるアイドルアジャストスクリューを回してアイドリング回転数が850±50r/minになるように調整します。

締め込むと回転数が下がり、緩めると回転数が上がります。

因みに、本車両はEACVカプラーを外すと500r/min程度まで下がりました。

調整が完了しましたら、EACVカプラーを元に戻して、エンジンを停止し、リアトランク内ヒューズBOXにあるECUヒューズを10秒程度外して、一度ECUのメモリをリセットします。

そして、またエンジンを始動して、電気負荷のかかっていない無負荷状態で1分、ヘッドライトON(ハイビーム)状態で1分、エアコンONでコンプレッサーが作動している状態で1分回して、それぞれアイドリング回転数が1200±50r/minになっているかを確認したら完了です。

これで、アイドリング回転数の調整も完了しましたので、メンテナンスリッドを元に戻し4本のボルトで固定し、綺麗に清掃しておいたリヤトレーマットを元に戻します。

そして、最後に幌の固定ですが、この固定するボルトにもひと手間かけて、黒色塗装をしておきます。

この固定ボルトは経年劣化が見られやすい部分ですので、黒色で塗装すると、幌部の外観がグッと締まります。

そして、ホック部含めてこの8本のボルトを舐めない様に締めれば今回のエンジンルーム関連の作業は全て完了となります。

因みに、この幌の固定ボルトは斜めに締め込むと簡単に舐めてしまいますので、注意が必要です。

以上、エンジンルーム内の確認及び清掃を行って参りましたが、特に気になる部分も無く、タイミングベルトや周辺部品、交換できるゴム部品も交換済みですので、当分は安心してお乗り頂けるかと存じます。

また、作業完了後に試走を行いましたが、アイドリング回転数の一時的な落ち込みも無くなり、ビタッと1200r/minに安定する様になりましたので、気持ち良く運転頂けると思います。

ということで、今回はエンジンルーム内の確認、清掃及びアイドリング回転数の調整の様子をご紹介致しましたが、次回は、引き続きエンジン関連で、エンジンの状態確認の1手法と言えるブローバイガス状況を確認する為に、エアクリーナーケース内の確認、エアクリーナーエレメントの状態確認を行った際の様子をお伝え致します。

では、失礼致します。

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