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走行距離51,600km 無限フルエアロの程度極上 HONDA BEAT Ver.F ご納車前メンテナンス エアクリーナーケース確認

TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。

ご成約を頂いており、ご納車を控えております、走行距離51,600km 無限フルエアロの程度極上 HONDA BEAT Version.F のご納車前メンテナンスの様子をご紹介するシリーズ。

前回はエンジンルーム内の確認・清掃及びアイドリング回転数調整の様子をご紹介致しましたが、今回は第4回目【エアクリーナーケース確認編】として、エンジンの健康状態を計り知る為の一要素であるエアクリーナーケース内のブローバイガスの状態確認及びエアクリーナーエレメントの状態確認、そしてトランクルームの清掃を実施致しましたので、その様子をご紹介致します。

弊社におけるBEATでは毎回確認を行いますエアクリーナーケース内ですが、確認する目的としましては、エンジンの状態を計り知ることのできるブローバイガスの吐出状況を確認する為です。

エンジンが出力を生み出す上で主要パーツである、ピストンリングやピストンのリング溝摩耗、そしてシリンダー壁面の摩耗や傷が進行するとブローバイガスの量が多くなり、そのブローバイガスはエンジンヘッドカバーからエアクリーナーケースに入ります(ブローバイガスについての詳細説明はこちら)。

従いまして、エアクリーナーケース内のブローバイガスの吐出状況を確認することによりエンジンの状態をある程度図り知ることが出来るという訳です。

一概には言えませんが、エアクリーナーケース内がブローバイガスでドロドロの車両はピストンやピストンリング、シリンダーの状態が芳しくなく、逆にブローバイガスが少ないとそれらパーツの状態は健全と言えます(ブローバイガスが少ないからと言って必ず状態が良いとは言えませんが、少なくともブローバイガスが大量に出ているエンジンは状態が良くないと言えます)。

ウンチクはこれまでにして、早速エアクリーナーケースの確認に入りますが、BEATではエアクリーナーケースへのアクセスはトランクからとなります。

通常、エアクリーナーケース内の確認だけの場合、リアトランク内のカーペットを外して、メンテナンスリッドを外せばアクセス可能ですが、その前にトランクルーム内にあるカーペットやバッテリー、バッテリーケースを全て車外に出して清掃を行います。



トランクフロアは錆など皆無で、ご覧の様に非常に綺麗な状態であり、フロアやリアパネルの状態を見ても修復のあとは無さそうです。

隅々まで清掃が終われば、固定している4本のボルトを外してメンテナンスリッドを外します。

メンテナンスリッド下側の車体側固定部分は、トランクフードから入ってきた水が付着しやすい為、非常に錆びやすい部分ですが、本車両はこのように全くもって綺麗です。

メンテナンスリッド側も同じく錆が出やすい部分ですが、この車両は問題ありません。

そして、エアクリーナーケース内の確認に進みますが、まずはメンテナンスリッド奥に見える黒色のエアクリーナーケースカバーを6本のビスを緩めてエアクリーナーエレメントと共に取り外します。

取り外すと今回の目的であるエアクリーナーケース内が現れます。

ブローバイガスが増えている車両ですと、ケース底面にオイルが溜まっている車両も御座いますが、本車両は走行距離が約5万kmと少ないこともありますが、一度清掃しているのかな?と思える程、ブローバイガスの付着が少なく、エンジンの状態は良好であると言えます。

ブローバイガスの確認が終わりましたので、パーツクリーナーを用いて綺麗に拭き上げておきます。

このように一度綺麗な状態にしておくことで、お客様が次回に確認された際に、ブローバイガスの吐出量確認を行うことができる為、お客様自身でエンジンの状態確認が可能となります。

続いて、エアクリーナーエレメントの状態確認です。

これはダーティーサイド側(外気側)ですが、少し汚れが進んでいます。

まだ使用可能ではありますが、お客様にご報告致しましたところ今回はそのままでとなりました。

この車両をご購入頂きましたお客様は本当にBEATに関してお詳しい方の為、ご自身でチャチャっと交換されることと思います。

そして、毎度の事ですがエアクリーナーケースカバーの内側及び外側も綺麗に清掃して・・・

エレメントのパッキンを噛まない様に注意しながら元に戻せはエアクリーナーケース確認は終了です。

後はメンテナンスリッドを元に戻して、その他部品を元に戻していきますが、その前にひと手間で、バッテリーケースも綺麗に水洗いしておきます。

そして、綺麗になったバッテリーケース、バッテリー、これまた綺麗に清掃をしておいたカーペットを元に戻せば今回の一連の確認、清掃作業は完了です。

以上、ブローバイガス吐出状況とエアクリーナーエレメントの状態確認の為にエアクリーナーケース内を確認致しましたが、エンジンのフィーリング、音、力感、ブローバイガス量を総合的に見て、本車両のエンジンは全く問題無い良好な状態であることが確認できました。

タイミングベルトも交換しておりますので、安心してBEATの醍醐味の一つである、エンジンを8500r/minまで回す楽しみ、気持ち良さを味わって頂けるかと存じます。

ということで、前回と今回と2回に分けてエンジン関連の状態確認の様子をお伝えして参りましたが、次回はサスペンション等のシャシー部品や足廻りのゴム部品の状態確認及び清掃を行った際の様子をご紹介致します。

では、失礼致します。

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