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ご依頼作業:MercedesBenz GLA250(X156)室内異音低減作業 その②
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
一昨日ですが、ガレージ内でMercedesBenz CLAの室内異音低減作業を行っておりましたところ、いきなり『ザァー』とスゴイ雨が降ってきてすぐに止んだので、変な天気だなぁ、なんて思いながらガレージから外に出てみると、久しぶりに虹を見ました。
虹は綺麗で良いのですが、昨今は九州の豪雨も含めて、本当に天気が不安定ですね。
厳しい暑さもありますので、皆様くれぐれもお身体ご自愛下さいませ。
さて、この度、大阪府にお住まいのお客様より MercedesBenz GLA250(X156)の室内異音低減作業をご用命頂きましたので、前回より6回に分けて、以下の箇所における異音低減作業の様子をご紹介しております。
①左右Aピラー
②助手席側Bピラー
③助手席側グローブBOX付近
④メーターフード
⑤センターコンソール
⑥センターディスプレイ
⑦運転席側フロントドア
⑧助手席側フロントドア
⑨運転席側リアドア
⑩助手席側リアドア
⑪テールゲート
前回はAピラーにおける作業の様子をご紹介致しましたが、今回は助手席側Bピラーから発生していた異音対策を行いました際の様子をご紹介致します。
※Aピラーの作業はこちら ⇒ MercedesBenz GLA250異音対策作業 その①
では早速ご紹介に入りますが、今回作業の様子をご紹介致します助手席側Bピラーからの異音に関しては、ざらめ路面やかなり劣化が進んだ幹線道路を走行した際に『ビリビリ』と不快なビビリ音が発生しておりました。
このBピラーライニングからのビビリ音は多くのMercedes車両から発生しているもので、原因は推定できます。
ということで、まずはBピラーライニングを車体から取り外して確認します。
Bピラーライニングは下側から手前に引っ張るだけで取り外すことができますので、取り外しましたら、念のため車体側を確認致しますが、車体側にはやはり異音の原因となる箇所はありません。
そこで、Bピラーライニング単体を手で叩くと、シートベルトの高さを調整するスライダー部分から『ビーン、ビーン』とビビリ音がしますので、予想通り、異音の原因はこのスライダー部分からと考えて間違いなさそうです。
他のMercedes車両と同様にこのスライダーに微小なガタがあって、振動で音が出ておりますので、スライダーを取り外した上で、ガタが出ない様に、そしてガタにより当たる必要箇所に不織布を張り付けて対応致します。
ライニング側を対応しましたら、スライダー側も対策します。
上記対策を行った上でスライダーを取り付け、ライニングを叩いてもビビリ音は発生しなくなりました。
尚、スライダーの動きに関しても、少し動きが重くなりますが使用上問題無く上下の動作が可能ですので、ライニングを元に戻します。
この状態で試走を行いましたところ、対策前には異音が発生していたざらめ路面でもビビリ音は発生しなくなりましたので、対策はこれでOKです。
異音が解消する度に静かになっていき、どんどん快適になっていくことが体感できますが、まだまだ異音は発生しておりますので、どんどん対策を続けます。
ということで、続いては助手席側グローブBOX付近から発生していた異音対策を行いましたので、次回に作業の様子をご紹介致します。
では、失礼致します。
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