ブログ
無限パーツ満載 カスタマイズ多数 走行距離少ない56,200km 程度極上 HONDA BEAT 販売前メンテナンス 内装清掃
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
昨日ですが、わが町、大阪府枚方市にブルーインパルスが展示飛行で飛んできてくれました。
恥ずかしながら私はこの展示飛行のことを知らなかったのですが、前日にお客様より教えて頂き、是非見に行きたいと家族を説得し、昨日にブルーインパルスが通るひらかたパーク近隣の河川敷まで見に行って参りました。
当日は凄い人だかりで驚きましたが、ブルーインパルスが上空を通るときはまさに感動!
皆に夢や感動を与えるブルーインパルスと、そのブルーインパルスで戦闘機を操縦している人の誇りなどを考えると、本当に感動し、涙が出そうでした。
最近は自分の好きなことや、やりたいことのために外出する機会がめっきり減ってしまいましたが、久しぶりに自分のやりたいこと、見たいものを見れて、心からリフレッシュでき、また仕事を頑張る気力を養うことができた1日でした。
・・・
さて、先日ブログにて入庫のご案内をさせて頂き、既にご成約を頂戴しております『無限パーツ満載 カスタマイズ多数 走行距離少ない56,200km 程度極上 HONDA BEAT』ですが、販売前メンテナンスを実施致しましたので、前回より作業の様子をご紹介しております。
※車両の概要はこちら ⇒ 無限BEAT 入庫しました
前回は外装関連を清掃した際の様子をご紹介致しましたが、今回は【内装清掃編】として、シートやセンターコンソール等内装部品を取り外した上で、室内を徹底的に状態確認及び清掃をした際の様子をご紹介致します。
※外装清掃の様子はこちら ⇒ 無限BEATメンテ外装清掃
BEATにおきましては製造から既に30年以上経過しておりますので、フロアカーペットやシートなど内装各部に経年の汚れがございますことに加え、どれだけ大切にされてきた車両と言えども通常なかなか清掃ができない部分におきましては汚れが溜まっているものです。
そこで、弊社ではシートやセンターコンソール、バルクヘッドライニング等を脱着し、清掃できるところはきれいに清掃を行うことで、可能な限り清潔感のある状態でご納車させて頂きたいとの想いから室内の徹底清掃を行っております。
加えて、BEATにおいてはセンターコンソール内やシートレールなど、脱着しないと見えない部分の錆の状態を確認したり、ベルクヘッド部分にあるECUやメインリレーの確認したり、車両の状態を隅々まで把握することを清掃と同時に行っております。
では早速作業のご紹介に入りますが、内装清掃におけるはじめの作業としまして、フロアマットを車両から取り外し、柔らかいブラシと洗剤を用いて汚れが落ちるようにしっかりと洗っていきます。
洗剤で洗っただけですとゴワゴワとした少し硬い質感となってしまうため、柔らかい質感になる様に柔軟剤で仕上げた後、表裏共に高圧洗浄機で良く洗い流して、太陽のもとで乾かします。
これからの季節はお日様さんさんなのですぐに、且つしっかりと乾いてくれます。
続いてはシートやセンターコンソール、バルクヘッドライニング、ドキュメントBOX、フットレストなどを車両から取り外し、室内の各部状態確認から行います。
この状態で、ボディーの錆やフロアカーペットの状態などを確認致しますが、カーペットにシミや過度な汚れも無く(過度なシミなどがあるとフロアから水が入ってきている可能性があるので要注意です)、綺麗な状態が保たれております。
また、BEATにおける錆の状態判断における一助となるセンターコンソールフロアの錆においても、鉄板部品含め各パーツに錆が非常に少ないことが確認できます。
このセンターコンソール内の鉄板部品の錆が多いBEATは、車両全体で見ても錆は多い傾向ですので避けておいた方が無難です。
続いては、ECUの確認ですが、本車両は通常の助手席バルクヘッド固定から運転席側室内に移設されております。
しかも、純正のドキュメントBOXが追加装着されており、その中に固定されているというところにも前オーナー様の拘りが見て取れます。
更には、トラブルが発生してしまうとエンジンがかからなくなってしまい困ってしまうメインリレーも、予備部品が取り付けられているなど、本当に細部に渡って前オーナー様の愛情を感じることができます。
ではECUの確認に入りますが、本車両のECUはVISION SPORTSのものに交換されております。
私も詳細はわかりませんが、恐らく点火時期や燃料噴射量なども変わっていると考えられ、実際にノーマルのBEATよりもかなり加速が力強いのはこのECUセッティングによるところも大きいと考えられます。
尚、基盤の状態確認結果、各部腐食やコンデンサーの液漏れ等無く、大変綺麗な状態で、今後も安心してお使い頂けそうです。
続いて、念のためメインリレーも対策品に交換されているか確認を行いますが、メインリレーに関しては純正と同じ助手席側バルクヘッド部分にあるので、助手席側のドキュメントBOXまで取り外して確認します。
メインリレーの状態とステーの形状から交換歴があることがわかります。
ECUとメインリレーに問題が無いことがわかったので、各パーツを元に戻し、各部の清掃作業に入ります。
まずは、フロアカーペット廻りの清掃に入ります。
清掃方法としては、一度掃除機にてホコリや砂、石などを取り除いた後に、クリーナーを用いてタオルで染みついたをふき取り、再度掃除機にて綺麗に清掃を行います。
2度の掃除機掛けを行うのは、タオルで清掃した際にカーペットの奥に入っていた小さな砂が表面に出てくるからで、2度目の掃除機掛けで本当に綺麗な状態になります。
因みに、助手席を外して現れるのがSONY製の4チャンネルパワーアンプで、リアスピーカーの追加と共に音質に拘ったカスタマイズが施されていることも特徴です。
もちろん、足元はフットレストまで取り外して、隅々まで清掃しております。
清掃と同時に、いつも確認していることがクラッチペダルストッパーなのですが、本車両は無くなってしまっておりましたので、純正新品を取り付けておきました。
この部品は無くなっている車両が非常に多いので、いつも無くなっている車両には新品を取り付けております。
これで、フロアカーペット廻りやセンターコンソールフロア、バルクヘッド廻りの汚れが落ち綺麗さっぱりになりました。
続いては取り外したセンターコンソールの清掃を行います。
センターコンソールにおいては、シフトブーツとコンソールの隙間に汚れが溜まっているのでシフトブーツまで取り外して、細部まで清掃致します。
シフトブーツとサイドブレーキブーツはコレミヤ製のイエローステッチ入りのものが装着されております。
そして、ダッシュボードやステアリング、ドアライニング、シートサイドガーニッシュ、グローブBOX、内窓、エアコン吹き出し口など内装各部の細かい部分まで水拭きにて清掃を行いましたら、室内側における清掃作業は完了となりますので、最後に取り外したシートの清掃を行います。
このシートが大変希少なシートで、無限製のシートとなります。
私も実物は初めて見ましたが、汚れも少なく、且つサイドボルスター部分のスレや破れも最小限で、歴代オーナー様達がこのシートの価値を理解し、大切に乗り降りしてきたことがわかります。
尚、クリーナーによってイエローカラーが落ちたりしたらいけないので、今回はクリーナーは用いず、水拭きのみの清掃としました。
以上で清掃作業は完了となりますので、シートなど取り外したパーツ達を取り付けていけば、室内における清掃作業一式は完了となります。
これにて、室内清掃作業は完了となりますが、室内における作業の一環として、最後にドアグロメットの交換作業を行います。
BEATではドアライニングの前側をビス2ケで固定しておりますが、そのビスのグロメットが未交換の場合、ほぼ間違いなくボロボロに割れてしまっております。
このグロメットが割れているとドアライニングをビスでしっかり固定することができず、振動等で異音の発生に繋がってしまう為、弊社では破損している場合は新品に交換しております。
助手席側もやはり破損しておりましたので、新品に交換しました。
これでグロメット交換も完了ですが、ドアライニングを外したついでに、ウィンドウスタビライザーの調整作業を行います。
このウィンドウスタビライザーの調整が適切でないと、走行中にサイドウィンドウが動いてこれも異音が発生するので、サイドウィンドウが振動で動かない様に調整します。
以上で、グロメット交換及びウィンドウスタビライザー調整作業もOKですので、ドアライニングを元に戻し、ビスでしっかり固定すれば作業は完了です。
以上、ここまで2回に分けて内外装徹底清掃の様子をご紹介致しましたが、これで次のオーナー様も気持ち良く清潔感のある状態でお乗り頂けるかと存じます。
次回からはボディーの状態確認及び清掃を行いました際の様子をご紹介して参ります。
では、失礼致します。
※車両に関するご相談やお問い合わせはこちらからお気軽にどうぞ ⇒ ご相談フォーム