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この度、東京都にお住まいのお客様より Mercedes AMG CLA45S（C118）の室内異音低減作業をご用命頂きましたので、6回に分けて、以下の箇所における異音低減作業の様子をご紹介しております。

①オーバーヘッドコンソール
②Aピラー
③助手席側ダッシュボード（アルミトリム）
④助手席グローブBOX奥
⑤センターエアコン吹き出し口
⑥センターコンソール
⑦フロントドア
⑧リアドア
⑨Bピラー
⑩Cピラー

前回はAピラーにおける作業の様子をご紹介致しましたが、今回は③助手席側ダッシュボード（アルミトリム）及び④助手席グローブBOX奥から発生しておりました異音対策を行いました際の様子をご紹介致します。

※オーバーヘッドコンソールの作業はこちら ⇒ Mercedes AMG CLA45S異音対策作業 その①
※Aピラーの作業はこちら ⇒ Mercedes AMG CLA45S異音対策作業 その②

今回ご紹介致します助手席側ダッシュボード付近からの異音に関しましては、メルセデスでは良く発生する異音箇所と言えます。

しかし、本車両は今まで施工経験のあるグローブBOX奥からの異音に加え、ダッシュボードのアルミトリム付近からもビリビリと不快なビビリ音が発生しておりました。

そこで、まずはこのアルミトリムから発生している異音の対策を行いますが、表面からは異音の原因となりそうなものが見当たりませんので、アルミトリムを取り外して確認します。

アルミトリムを取り外すために、メーターパネルとエアコンダクトを取り外します。

そして、アルミトリムを取り外して裏側を確認しますと、ビビリ音の原因が見つかりました。

トリムの裏側にアンビエントライトのチューブが固定されておりますが、その固定が甘くガタがあり、ビビリ音が発生していると考えられます。

そこで、アンビエントチューブが動かない様に、ガタ詰め処理を致しました。

これでアンビエントチューブのガタが無くなりましたので、トリムを車両に取り付けて試走を行いましたところ、無事にアルミトリム部分からの異音は解消致しました。

続いては、助手席側のグローブBOX奥から発生している異音の対策作業に入ります。

このグローブBOX奥から異音に関しては何度も対策作業を行っておりますので、原因は推測できており、恐らくドライブレコーダーの配線か、純正のハーネスからの異音であると考えられます。

加えて、本車両はグローブBOX内にあるETC車載器からもビビリ音が出ておりましたので併せて対策を行います。

では、グローブBOX奥の作業に入る為に、ダッシュボード側面のパネルやグローブBOXを取り外していきますが、、、

側面のパネルを取り外したところ、既にドライブレコーダーの配線に異音対策が施されております。

オーバーヘッドコンソールやAピラーなどと同様に、この部分もディーラー様が異音対策を施してくれていました。

従いまして、ドライブレコーダー配線からの異音に関しては問題無さそうですが、異音は発生しておりますので作業を進めます。

グローブBOX下のパネルを取り外して、グローブBOX本体も取り外し、内部を確認しますと、やはり裸の純正ハーネスが確認できます。

それぞれ手で触ったり、揺らすとハンガーや樹脂パーツに当たってピチピチと異音が出ておりましたので、TESAテープで異音対策を行います。

これで純正ハーネスからの異音は無くなるはずですので、続いてETC車載器の対策を行います。

ETC車載器からの異音の原因は、車載器のグローブBOXへの固定にガタがある為ですので、一度取り外して爪の部分と本体にガタ詰め処理を行いました。

上記箇所以外には異音の原因となりそうな箇所はありませんでしたので、グローブBOXやパネルを取り付けて試走を行いましたところ、、、

アルミトリム及びグローブBOX付近からの異音は共に解消し、OKです。

フロント廻りから聞こえてくる異音が着実に減ってきて、どんどん快適になっていくことを体感できますので、作業している本人も満足感があったりします（笑）

あとフロント廻りでは、センターのエアコン吹き出し口とセンターコンソールからの異音が残っておりますので、その対策作業の様子は次回にご紹介致します。

では、失礼致します。

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