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M.TEC.サージョン様OH歴あり 程度良好な希少クレタホワイト HONDA BEAT 販売前メンテナンス 内装清掃
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
先日ブログにて入庫のご案内をさせて頂き、既にご成約を頂戴しております『M.TEC.サージョン様OH歴あり 程度良好な希少クレタホワイト HONDA BEAT』ですが、販売前メンテナンスを実施致しましたので、前回より作業の様子をご紹介しております。
※車両の概要はこちら ⇒ BEAT 入庫しました
前回は外装関連を清掃した際の様子をご紹介致しましたが、今回は【内装清掃編】として、シートやセンターコンソール等内装部品を取り外した上で、室内を徹底的に状態確認及び清掃をした際の様子をご紹介致します。
※外装清掃の様子はこちら ⇒ BEATメンテ外装清掃
BEATにおきましては製造から既に30年以上経過しておりますので、フロアカーペットやシートなど内装各部に経年の汚れがございますことに加え、どれだけ大切にされてきた車両と言えども通常なかなか清掃ができない部分におきましては汚れが溜まっているものです。
そこで、弊社ではシートやセンターコンソール、バルクヘッドライニング等を脱着し、清掃できるところはきれいに清掃を行うことで、可能な限り清潔感のある状態でご納車させて頂きたいとの想いから室内の徹底清掃を行っております。
加えて、BEATにおいてはセンターコンソール内やシートレールなど、脱着しないと見えない部分の錆の状態を確認したり、ベルクヘッド部分にあるECUの確認したり、車両の状態を隅々まで把握することを清掃と同時に行っております。
では早速作業のご紹介に入りますが、内装清掃におけるはじめの作業としまして、フロアマットを車両から取り外し、柔らかいブラシと洗剤を用いて汚れが落ちるようにしっかりと洗っていきます。
洗剤にて洗っただけですとゴワゴワとした少し硬い質感となってしまうため、柔らかい質感になる様に柔軟剤で仕上げた後、表裏共に高圧洗浄機で良く洗い流して、太陽のもとでしっかり乾かします。
尚、カビなどが発生することを防ぐために、必ず晴れの日にフロアマット清掃を行っており、綺麗に仕上がったフロアマットはふかふかした質感で気持ち良いです。
続いてはシートやセンターコンソール、バルクヘッドライニング、ドキュメントBOX、フットレストなどを車両から取り外し、室内の各部状態確認から行います。
この状態で、ボディーの錆やフロアカーペットの状態などを確認致しますが、カーペットにシミや過度な汚れも無く(過度なシミなどがあるとフロアから水が入ってきている可能性があるので要注意です)、綺麗な状態が保たれており、BEATにおける錆の状態判断における一助となるセンターコンソールフロアの錆においても、鉄板部品含め各パーツに錆が少ないことが確認できます。
続いては、助手席側バルクヘッドカーペットをめくって、ECU及びメインリレーの確認を行います。
ECU及びメインリレーはH21年にM.TEC.サージョン様によるOH作業及び交換されていることが確認できます。
尚、ECUはOH作業されているものの、BEATにとっての弱点部品の一つなので、念のため取り外して内部の基盤の状態を確認致します。
確認結果、各部腐食やコンデンサーの液漏れ等無く、大変綺麗な状態で、今後も安心してお使い頂けそうです。
もちろん、エンジンチェックランプの点灯もございません。
因みに、メインリレーに関しましては、ご成約頂きましたお客様より交換のご希望を頂戴しておりますので、新品に交換後にご納車させて頂きます。
ECUに問題無いことが確認できましたので、周辺を軽く清掃した上で元に戻し、次の作業に移ります。
各部状態確認に続いてはフロアカーペット廻りの清掃に入ります。
清掃方法としては、一度掃除機にてホコリや砂、石などを取り除いた後に、クリーナーを用いてタオルで染みついたをふき取り、再度掃除機にて綺麗に清掃を行います。
2度の掃除機掛けを行うのは、タオルで清掃した際にカーペットの奥に入っていた小さな砂が表面に出てくるからで、2度目の掃除機掛けで本当に綺麗な状態になります。
足元はフットレストまで取り外して、隅々まで清掃しております。
これで、フロアカーペット廻りやセンターコンソールフロア、バルクヘッド廻りの汚れが落ち綺麗さっぱりになりました。
続いては取り外したセンターコンソールやバルクヘッドライニング、ドキュメントBOX等の清掃を行います。
表面だけでなく、裏側のホコリも清掃して綺麗にします。
加えて、センターコンソールにおいては、シフトブーツとコンソールの隙間に汚れが溜まっているのでシフトブーツまで取り外して、細部まで清掃致します。
そして、ダッシュボードやステアリング、ドアライニング、シートサイドガーニッシュ、グローブBOX、内窓、エアコン吹き出し口など内装各部の細かい部分まで水拭きにて清掃を行いましたら、室内側における清掃作業は完了となりますので、最後に取り外したシートの清掃を行います。
BEATのシートは見た目以上に汗汚れなどが溜まっているので、シート専用のクリーナーを用いて汚れを落としていきます。
因みに、BEATで良く見られるサイドボルスターのスレや破れは無く非常に綺麗な状態となっており、前オーナー様達が大切に扱ってきたことがわかります。
両席共に綺麗に清掃致しましたら、次はシートレール部分の汚れも取り除きます。
因みに、シートレールにも錆は見られません。
以上で清掃作業は完了となりますので、シートなど取り外したパーツ達を取り付けていけば、室内における清掃作業一式は完了となります。
これにて、室内清掃作業は完了となりますが、室内における作業の一環として、最後にドアグロメットの交換作業を行います。
BEATではドアライニングの前側をビス2ケで固定しておりますが、そのビスのグロメットが未交換の場合、ほぼ間違いなくボロボロに割れてしまっております。
このグロメットが割れているとドアライニングをビスでしっかり固定することができず、振動等で異音の発生に繋がってしまう為、弊社では破損している場合は新品に交換しております。
助手席側もやはり破損しておりましたので、新品に交換しました。
これでグロメット交換も完了ですが、ドアライニングを外したついでに、ウィンドウスタビライザーの調整作業を行います。
このウィンドウスタビライザーの調整が適切でないと、走行中にサイドウィンドウが動いてこれも異音が発生するので、サイドウィンドウが振動で動かない様に調整します。
以上で、グロメット交換及びウィンドウスタビライザー調整作業も完了となります。
以上、ここまで2回に分けて内外装徹底清掃の様子をご紹介致しましたが、次回からはボディーの状態確認及び清掃を行いました際の様子をご紹介して参ります。
では、失礼致します。
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