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M.TEC.サージョン様OH歴あり 程度良好な希少クレタホワイト HONDA BEAT 納車整備 エンジンオイル・オイルフィルター交換
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
昨日までお盆休みを頂戴しておりましたが、本日よりTORINO CARSは通常営業となります。
皆様はお盆は如何お過ごしになられましたでしょうか?
充実したお休みをお過ごしになられた方がいらっしゃれば、通常通りお仕事という方もいらっしゃったかと存じます。
因みに、私のお盆休みは特にお出掛け等は無く、家で過ごす休日となりました。
当初は愛車の洗車でもしたいと考えていたものの結局は洗車もできず、後半は妻が体調不良でどこにも出掛けることができず。。。
お出掛けができない代わりに家でゆっくりできたので、体力は回復と体重の増加は間違いないと思います(笑)。
休み明けどうしても気分的に憂鬱だったり、更にこの猛暑で体力的にも厳しいところでは御座いますが、次の大型連休の年末年始を楽しみに頑張りましょう!!!
さて・・・
先日にご成約のご報告させて頂き、千葉県にお住まいのお客様にご納車をさせて頂きました『M.TEC.サージョン様OH歴あり 程度良好な希少クレタホワイト HONDA BEAT』ですが、ご納車前整備のオプション作業として以下の作業をご用命頂きました。
①エンジンオイル交換
②オイルフィルター交換
③メインリレー交換
④タイヤ交換
⑤バッテリー交換
⑥助手席側リアフェンダーステッカー交換
⑦エアコンコントロールパネル交換
⑧シートカバー取り付け
⑨ドライブレコーダー取り付け
⑩レーダー探知機取り付け
そこで、上記オプション作業の様子を順次ご紹介して参りますが、今回は①エンジンオイル交換②オイルフィルター交換作業を行いました際の様子をご紹介致します。
では早速エンジンオイル交換作業のご紹介に入りますが、BEATにおけるエンジンオイルの交換は、エンジン下部オイルパンのドレンボルトからオイルを抜いて、リアバルクヘッドにあるオイル注入口からオイルを入れることになりますので、はじめにリアバルクヘッドにあるオイルフィラーキャップを外してからオイルドレンボルトを緩めてオイルを排出します。
尚、リアをジャッキアップした方が作業し易いですが、BEATのオイルドレンはオイルパン後端にありますので、できるかぎり古いオイルを排出する為にも、ジャッキアップせず車体を水平にして作業を行います。
時間をおいてしっかりと古いオイルを抜きましたら、ドレンボルトパッキンを新品に交換して規定トルクの40N・mにてドレンボルトを締めます。
BEATのオイルパンはアルミ製ですので、オーバートルクで締め付けるとネジ山が舐める可能性がありますし、逆にトルクが足りないと走行中にドレンボルトが脱落してしまうリスクがありますので、ドレンボルトは規定トルクで締め付けることが重要です。
規定トルクでドレンボルトを締め付けました後にパーツクリーナーでオイルパンを綺麗にしましたら、エンジンオイルの排出は完了となります。
続いては、オイルフィルターの交換作業を行います。
BEATのオイルフィルターはエンジン前側にありますので、車体下に潜り込んで、オイルフィルターレンチを用いて古いオイルフィルターを外します。
ちなみに、弊社にて使用するオイルフィルターはホンダ純正互換品となるHAMP製フィルターを用います。
※元々装着されていたオイルフィルターは社外品でした
オイルフィルターはエンジンオイル内の不純物を取り除くという役割に加え、エンジン油圧などにも影響する重要なパーツの一つですので、弊社では安い粗悪品のオイルフィルターでは無く信頼性の高いHAMP製の使用をご提案しております。
尚、新しいオイルフィルターの取り付にあたりましては、正確な締め付けトルク管理の為にパッキンにオイルを塗布することと、オイルフィルター内にオイルを満たしておきます。
フィルターにオイルを満たしてから取り付ける理由は、可能な限り早期にエンジンオイルをエンジン内に行きわたらせたいとの考えからで御座います。
実際はオイルを抜いた後でもエンジンには油膜が残っておりエンジンを始動するとオイルはすぐに行き渡るので実際には効果は大きくありませんが、少しでもエンジンにとって良い方法で作業を行いたいとの想い(やらないよりやった方が良いことは全てやりたいんです)から毎回必ずオイルフィルターにはオイルを満たした状態で取り付ける様にしております。
そして、オイルフィルターを取り付ける前にエンジン周辺を綺麗に清掃した上で、規定トルク中央値の12.0N・mでオイルフィルターを締め込みましたらオイルフィルター交換が完了です。
これでオイルフィルターの交換が完了ですので、エンジンオイルの注入作業に入ります。
エンジンオイルは、今回もHONDA純正URTRA MILDオイル(SP 10W-30)を使用します。
ホンダのエンジンには色々な意味でホンダ純正オイルが一番適していると考えており、粘度と致しましてもメーカー推奨が10W-30となりますので、お客様のご指定が無い限りはHONDA純正URTRA MILDオイルをお薦めさせて頂いております。
エンジンオイルの注入はバルクヘッドのオイル注入口から行いますが、ここで注意点が一つ。
注入口からエンジンまで繋がっているオイルホースの内径が小さい為、少しづつオイルを入れないとすぐに溢れてしまうんです。
当然、私も溢れた経験がございますし、入庫した車両でもこのバルクヘッド裏側がオイルまみれで溢れた痕跡がある車両は大変多いです。
従いまして、早くオイルを入れたい気持ちを抑えて、少しづつ少しつづオイルを注入致しますが、BEATのオイルフィルター交換時の規定量は2.7Lなので、約2.5L程注入した後にオイルレベルゲージにてオイルがUPPERとLOWERの間にあることを確認しましたら、一度エンジンを回してオイルをエンジン各部に行きわたらせ、オイルがオイルパンに落ちるまで5分程時間をおいてもう一度レベルゲージを確認します。
そうすると、少し減っているはずですので、あとは少しづつオイルを入れては時間をおいてレベルを確認して、、、という作業を繰り返し、レベルゲージのUPPERレベルになればエンジンオイル交換は完了です。
本来はLOWERとUPPERの間に油面があれば問題ありませんが、BEATのエンジンは多少のオイル消費がありますので、弊社では基本的にUPPERとなる様にオイル交換をしております。
最後に、もう一度エンジンを始動し、エンジンから異音が無いか、オイル漏れ、滲みが無いかを確認して問題無ければ、エンジンオイル交換作業及びオイルフィルター交換作業は完了となります。
毎回ですが、試走ではエンジンが滑らか且つ静かに回る様になったことが感じられて気持ち良いですね。
以上、今回はエンジンオイル、オイルフィルター交換の様子をご紹介致しましたが、次回はメインリレー交換作業の様子をご紹介致します。
では、失礼致します。
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