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MercedesBenz CLA180(C118)室内異音低減作業 その①
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
この度、岡山県にお住まいのお客様より MercedesBenz CLA180(C118)の室内異音低減作業をご用命頂きましたので、今回より作業の様子をご紹介して参ります。
作業をご用命頂きましたお客様は、新車で購入直後よりセンターコンソール奥、運転席足元、助手席側ダッシュボード付近からの異音でお困りであり、ディーラー様にご相談なさったものの原因不明とのことで対策をして頂けなかったとのこと。
そこで、インターネットにて異音に関する検索をされていた際に弊社のブログをご覧頂き、お問い合わせを頂きました上、作業をご用命頂くこととなりました。
ということで、作業日当日ご来店頂きました後、同乗走行による試走にて異音の状況を確認させて頂きましたところ、お客様の仰る箇所通りである以下の箇所からの異音を確認致しました。
①センターコンソール奥
②運転席足元
③運転席ダッシュボード側面
④助手席グローブボックス内
⑤助手席側ダッシュボード足元
そこで、上記箇所における異音解消に向けて対策作業を行いましたので、作業の様子を3回に分けて順にご紹介して参ります。
今回はその①として、センターコンソール奥から発生していた異音対策を行いました際の様子をご紹介致します。
今回ご紹介致しますセンターコンソール奥からの異音ですが、場所としてはエアコンコントロールパネルの下あたりからで、段差を通過する際に『ビーン』と比較的大きなビビリ音が発生しておりました。
また、異音発生状況の検証にて、センターコンソールの開閉シャッターを閉じると異音は発生せず、シャッターを開けた状態ですと異音が発生するため、開閉シャッターに関連する異音であるとの推測のもと作業を始めました。
ということで、開閉シャッターが付いているセンターコンソールを取り外して異音の原因を探ります。
センターコンソールを取り外し、開閉シャッターが開いた状態でセンターコンソールを手で軽く叩くと裏側から走行時と同じビビリ音が発生していることが確認できます。
そこで、センターコンソールから開閉シャッター単品を取り外します。
これで開閉シャッター部分の確認ができる様になりましたので、原因を探ると、開閉シャッターを開けた状態ではシャッターの1番端のパーツにガタがあり、手で触るとカタカタを音を立てます。
因みに、開閉シャッター少しでも閉めると、音の出るパーツが移動してガタは発生せず、異音も発生しない様です。
従いまして、シャッターを開けた状態でもシャッターの1番端のパーツにガタが出ない様に対策を行います。
具体的には、シャッター本体のガタを抑えることは構造上難しかった為、シャッターを開けた際に異音原因であるパーツの隣に来るパーツで押さえつけることでガタを抑える様にしました。
上記対策を行うことでシャッターを開けた状態でもガタは無くなりましたので、シャッターをセンターコンソールに取り付けます。
そして、対策後のシャッターを取り付けた状態でセンターコンソール単品を手で叩いても異音が発生しなくなりましたので、センターコンソールを車両に取り付けた上で試走を行いましたところ、、、
無事センターコンソール奥から発生していた異音が解消していることを確認できました。
このセンターコンソール奥からの異音がお客様が一番お困りでありました箇所でしたので一安心ですが、まだ他にも異音が発生しておりますので引き続き作業を進めます。
ということで、次回は運転席足元及び運転席ダッシュボード側面からの異音対策の様子をご紹介致します。
では、失礼致します。
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