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雨天未走行の程度極上 2オーナー車 走行距離11,530kmでメンテ多数 HONDA BEAT 販売前メンテナンス ブローバイガス確認

TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。

先日に入庫のご案内をさせて頂き販売中車両でございます『雨天未走行の程度極上 2オーナー車 走行距離11,530kmでメンテ多数 HONDA BEAT』ですが、販売前に必ず各車両において行っております販売前メンテナンスを実施致しましたので、作業の様子をシリーズでご紹介しております。

※本車両の概要についてはこちらをご覧下さいませ ⇒  雨天未走行BEAT入庫しました

前回はエンジンルーム確認としてプラグ確認、点火時期調整、アイドリング回転数調整などの様子をご紹介致しましたが、今回は【ブローバイガス確認編】として、エンジンの健康状態を計り知る為の一要素であるブローバイガスの状態確認とエアクリーナーケース内の清掃、トランクルームの清掃を実施しましたので、その様子をご紹介致します。

※エンジンルームメンテの様子はこちら ⇒ BEATメンテエンジンルーム確認

弊社にて販売するBEATにおきましては、エアクリーナーケース内におけるブローバイガスの状態を必ず確認しております。

ブローバイガスとは、ガソリンが燃焼室内で爆発した際に、シリンダーとピストン、ピストンリングの間から抜け出てくるオイルを含んだガスのことで、調子が良いエンジンでも必ず発生するものですが、ピストンリング破損や固着、ピストン本体のリング溝摩耗、そしてシリンダー壁面の摩耗や傷が進行したエンジンではブローバイガスの量が過度に多くなります。

そして、BEATにおいてはブローバイガスはクランクケースからエンジンヘッドカバーを通りエアクリーナーケース内に入る構造となっている為、エアクリーナーケース内のブローバイガスの吐出状況を確認することによりエンジンの状態をある程度図り知ることが出来ます(ブローバイガス経路は下図参照)。

一概には言えませんが、エアクリーナーケース内部がブローバイガスでドロドロの車両はピストンやピストンリング、シリンダーの状態が芳しくなく、逆にブローバイガスが少ないとそれらのパーツの状態は健全と言えます(ブローバイガスが少ないからと言って必ず状態が良いとは言えませんが、少なくともブローバイガスが過度に多いエンジンは状態が良くないと言えます)。

BEATのエンジンは基本的に耐久性が高く、しっかりメンテナンスを行っていれば、過度な走行距離でない限りエンジン本体におけるトラブルをあまり心配する必要はありませんが、それなりに距離を重ねている車両が多く、高回転を多用する車両で御座いますので、より確実にエンジンの状態を判断し、自信をもってお客様にご案内できる様に、弊社ではBEAT全車両におきましてブローバイガスの確認を行っております。

加えて、BEATではオイル消費の激しい車両も見受けられますが、オイル消費にも関係している為、ブローバイガス状態確認はエンジンの状態を図り知る為の必須な作業と考え、必ず行っている次第で御座います。

ということで作業に入りますが、メインの作業であるエアクリーナーケース内部の確認に入る前にまずはトランクルームの清掃から行います。

清掃を行うにあたっては、隅々まで綺麗にする為、そしてボディーのトランクフロア状態確認を行う為に、トランクマット、バッテリー、バッテリーケース、助手席側テールライトカバーなど全て取り外してから行います。

ここで修復歴有無の確認の一環としてトランクフロアの確認を行いますが、フロアに歪みや塗装跡が無く、車両後端のシーラーの状態も純正のままですので、リアにおいては事故歴や修復した形跡がないことが改めて確認できました。

そして清掃に入りますが、特にトランクルームの端はバッテリーなどを外さないと手が入らないところで、通常はホコリや汚れなどが多く堆積しているものですが、本車両は清掃前でも凄く綺麗です。

ただ、薄っすらとホコリの付着はありましたので、タオルで清掃を行います。

これでトランクフロアは更に綺麗になりました。

トランクフロアの清掃が終わりましたら、続いてブローバイガスの状態を確認すべくエアクリーナーケース内部確認へ移ります。

尚、エアクリーナーケースの内部を確認するには、ボルト4本を緩めてメンテナンスリッドを取り外してから行います。

これでエアクリーナーケースにアクセスすることができます。

因みに、水に良く濡れてきた車両においては、このメンテナンスリッド固定部分の下側パネルに錆が進んでいる車両もありますが(トランク部分から入った水が溜まりやすいため)、本車両は全く錆が見られません。

クリップナットにも全く錆が見られない車両は本当に珍しく、さすが雨天未走行車両です。

そして、手の届く範囲で周辺の清掃を行った後に、エアクリーナーケースカバーを固定している6本のビスを緩めてエアクリーナーエレメントと共にカバーを取り外しますと、ようやく今回の目的であるエアクリーナーケース内部を確認することができます。

上の写真は清掃前ですが、走行距離が少ないため予想通りとも言えますが非常に綺麗な状態であり、ブローバイガスの量に関しては問題無いことが確認できました。

『走行距離が少ないから当たり前』との声が聞こえてきそうですが、走行距離が少なくてもエンジン内部の状態が悪いとブローバイガスに現れるので、念のためにも確認が必要であり、私と致しましても自信を持って販売をさせて頂きたいので、確認は必要なんです。

ブローバイガスの状態に関して問題無いことが確認ができましたので、次に開けた際に状態変化を知ることができる様にクリーナーを用いてケース内を清掃致します。

続いてはカバーと一緒に外したエアクリーナーエレメントの状態確認を行います。

上の写真がクリーンサイド側、下の写真がダーティーサイド側(汚れる大気側)ですが、汚れはほとんど無く、新品と大差無い状態でしたので、今回はそのまま使用することに致します。

これで各種確認作業は終わりですので、エアクリーナーケースカバーも内側まで含めて清掃した上で、エアクリーナーエレメントを装着して、元に戻します。

因みに、カバーの締め付けも実は大事なポイントで、微少な隙間ができて内部に錆が発生してしまうことを防ぐ為に、中心から外側にかけて締め込んでいきます。

メンテナンスリッドを取り付けましたら、取り外してあるバッテリーケース、テールライトカバー、トランクマットにおいてもそれぞれ清掃を行います。

そして、各パーツとバッテリーを取り付けましたら、エアクリーナーケース内部におけるブローバイガスの状態確認及びトランクルーム内の清掃は完了となります。

これにて、ブローバイガス量も問題が無いことが確認でき、前回のエンジンルーム状態確認と各種調整の結果と併せまして、本車両におけるエンジンの状態は大変良好であることが改めて確認できました。

実際の試走においても、エンジンは力強く滑らか、且つノイズが少なく静かに回りますので、フィーリングからも調子が良いことはわかるのですが、これで私の感覚だけでなく改めて事象から確認ができたという形になります。

是非、お客様におかれましては安心して気持ち良いエンジンフィーリングを味わって頂き、BEATの醍醐味の一つである、『エンジンを高回転までガンガン回す』という行為を楽しんで頂けましたら幸いに存じます。

ということで、2回に分けてエンジンにまつわる確認や調整作業の様子をご紹介して参りましたが、次回からは本BEATおける販売前メンテナンス最後のパートとなります、【足廻り状態確認編】として、サスペンション等のシャシー部品や足廻りのゴム部品の状態確認及び清掃作業の様子をご紹介致します。

では、失礼致します。

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