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HONDA BEAT 販売前メンテナンス ドア内部確認

 こんにちは。


今までお伝えしてきました、HONDA BEATの販売メンテナンス記録も最終回となります。

今回は、ドア内部の状態を確認します。



ドア内部のブチルの状態や、スピーカー裏の状態を確認することで、保管状況等の判断ができますし、BEATにおいては雨漏れに関係してくる窓の建付け調整が可能なので、ドア内部確認は弊社にBEATが入庫すると必ず行う作業です。

また、窓ガラスの異音を抑えるスタビライザーの状態確認や、BEATでは必ずダメになってしまうドアライニングを固定しているドア前部のグロメットも新品に交換します。

ということで、ドアライニングを外します。

ドアノブ部に1カ所、ドアグリップ部に2カ所、ライニング前部に2カ所のボルトを外し、ドアノブ部のカバーを外せば、あとは手前に引っ張れば外れます。

ドアノブ部カバーに固定用の突起があるのですが、この突起が割れて無くなってしまっているBEATしか見たことなかったですが、この車両にはしっかり残っていました。

さて、ドアライニングを外したところです。



まず、ドア内側そのものがホコリも少なく綺麗ですし、ビニールの破れも無く、ブチルもドロドロ、グチャグチャではありません。

この段階で雨漏れがある車両であれば窓の建付けの調整を行いますが、この車両は雨漏れがありませんので、あえて調整は致しません。



純正OPのPIONEER製スカイサウンドスピーカーの状態ですが、エッジも弾力はあり、まだまだ大丈夫そうです。

音もビビり音等無く、全く問題無しです。

写真は撮っていませんが、保管状況を知る手がかりとなる背面の錆もほとんどありませんでした。

窓ガラススタビライザーも、一度交換されている様で、まだ使用可能な状態でした。

しかし、新品在庫も御座いますので、ご用命の方は左右の計4ケを新品に交換してのお渡しも可能です。

以上、ドア内側からしても、状態が良いことが確認できました。

最後、冒頭でもお伝えしたグロメットに関しては、さすがにこの車両も割れてしまっていたので新品に交換してドアライニングを戻して終了です。






以上、様々な箇所を確認して参りましたが(全てをブログでお伝えできたわけではありませんが)、この車両にとって、『こりゃイカンな・・・』という箇所が本当に一つもありませんでした。

ご検討頂けるお客様には自信をもって、『本当に程度の良い車です』と言える一台です。

BEATという車は生産から28年が経過したれっきとしたネオレトロカーです。

しかし、皆様に愛されているからこそこのような奇跡とも言える車両が残っているのだと思います。

また、私は、このBEATやS2000といった車が大好きで本田技術研究所に就職致しました。

そして、このBEATの初代オーナーは同じ本田技術研究所の方です。

今回、このような良い車に巡り合えたことは私にとってもうれしいことでしたし、これからも程度の良いBEATを探し求めて丁寧にメンテナンスを行い、お客様にお喜び頂ければこれ以上のことはないと思いました。



では、失礼致します。

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