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ご依頼作業:HONDA FD2 CIVIC TYPE-R ガラスコーティング施工【鉄粉除去~マスキング作業編】
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
先日より、遠方であります埼玉県から、メルセデスベンツ AMG C63Sクーペ(W205)の室内異音でお困りのお客様の車両が入庫し、異音低減作業を行っております。
以前より、酷いビビリ音などの室内異音でお困りであるということでお問い合わせを頂き、ご相談させて頂いておりましたが、この度ご入庫頂くこととなりました。
遠方よりお越し頂いていることに加え、この室内異音というものは本当に気になるものですので、何とか異音を低減するべく、日々作業を進めております。
異音低減作業の様子は後日ご紹介予定で御座います。
さて、先日、8月13日、14日と2日間に渡り、京都府にお住まいのS様より HONDA FD2 CIVIC TYPE-R ガラスコーティング施工ご用命を頂き作業を実施致しましたので、その作業の様子をご紹介しております。
前回は状態確認から水垢除去作業までの様子をご紹介致しましたが、今回は鉄粉除去作業からマスキング作業までの様子をご紹介致します。
では早速、鉄粉除去作業に入ります。
本車両は鉄粉付着が多めでしたので、研磨作業の際に傷の原因となってしまう鉄粉を除去していきますが、まずは鉄粉除去剤を塗布してボディーに付着している鉄粉を浮かして除去し易い状態にします。
※ボンネット
鉄粉除去剤が鉄粉に反応して、紫色に変色していることがお分かり頂けるかと存じます。
フェンダーや、ルーフなどどのパネルにも鉄粉は付着しておりました。
この量でありますと、鉄粉除去剤のみでは除去できませんので、鉄粉除去用の粘土を用いてしっかりと除去していきます。
除去の方法としまして、パネル1枚ごとに、粘土を動かして鉄粉をからめとっていきますが、この粘土使用も新たに傷を入れてしまう原因となってしまいますので、『あらかじめお湯で柔らかくする』『可能な限り一方向に動かす』『除去面が汚れたらすぐに織り込む』『洗剤等を用いて滑りを良くする』などのことを留意し、極力新たな傷が付かない様にしながら鉄粉を除去していきます。
そして、車両全体の鉄粉を除去しましたら、鉄粉除去剤が残らない様に十分な水量でしっかり流して、鉄粉が塗装面に残っていないか確認します。
鉄粉が除去致しましたが、塗装の劣化が進んでいる為、この時点でツルツルにはなりません。
しっかりと研磨作業で劣化した塗装面を取り除くことが必要となります。
水分が残らない様にブロアーも併用して拭き上げましたら、続いては研磨作業に入る前のマスキング作業を行います。
このマスキング作業は、コンパウンドが隙間に入り込んでしまわない様に、また研磨作業の際に研磨したくない箇所の保護及びエッジ部の削り過ぎを防ぐ目的で、主にパネル隙間部やメッキ部、エンブレム、ステッカー部などにマスキングテープを用いてマスキングをしていきます。
弊社のポリッシャーは細かい部分まで磨くことが出来る小さなサイズのポリッシャーもございますので、必要以上の大それたマスキングは必要ありませんが、必要な箇所にはきちんとマスキングしていきます。
せっかく綺麗にしたエンブレムの隙間にコンパウンドが入り込むことを防ぐために、立体エンブレムにもしっかりマスキングしておきます。
因みに、今回はライト類のポリッシングもご希望でしたので、ライト類のマスキングは最小限です。
必要な箇所にマスキングを行いましたら、マスキング作業は完了となります。
以上をもって、ガラスコーティング施工における下準備と言える『状態確認~水垢除去~鉄粉除去~マスキング』までが完了致しました。
水垢除去に時間がかかってしまいましたので、この時点で丸1日が経過してしまいました。
時間はかかりましたが、下準備をしっかりすることで初めて、次の工程であるコーティング施工において肝と言える研磨作業(ポリッシング)が生きてきますので、ここまでの作業も仕上がりに対して大事な作業と言えます。
ということで、この次は、コーティング施工において最も重要であり、このCIVIC TYPE-Rの艶を復活される為の研磨作業(ポリッシング)へと移りますが、研磨作業からコーティング剤塗布して完成までの様子は次回のブログにてご紹介致します。
この状態が・・・
こうなります。。。
では、失礼致します。