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ご依頼作業:MercedesBenz AMG C63S カブリオレ(A205) 室内異音低減作業 その①

TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。

昨日からGWという方もいらっしゃるかと存じます。

コロナ禍で、更にここ大阪も含め一部緊急事態宣言が発出されており、行動自粛を心掛けなければいけないGWとはなりますが、車いじり、洗車、メンテナンスなど車好きにとっては楽しみにできることも多いかと思います。

せっかくの休みで御座いますので、皆様それぞれリフレッシュして頂ければ幸いです。

因みに、弊社はGW中もご予約(ウィンドウ撥水コーティングとガラスコーティングのご相談)を頂いておりますが、5月2日(日)、4日(火)、5日(水)とお休みを頂く予定で御座います。

上記休み期間におきましてもメールやお電話のお問い合わせに関しましてご対応させて頂きますので、お気軽にご連絡頂けましたら幸甚で御座います。

さて、この度、MercedesBenz AMG C63S(A205)カブリオレにお乗りのお客様より、走行中に室内の数カ所から発生する異音に関してお困りとのことでご相談を頂きまして、この度弊社にて異音低減作業をさせて頂くこととなりました。

作業ご紹介の前に、少し車両に関してご紹介させて頂きますと、この度ご入庫頂きました車両はCクラスの最速モデルといえ、AMG製の4.0L V8ツインターボエンジンを搭載しているMercedesBenz AMG C63Sで御座いますが、大変珍しいカブリオレモデル(A205)で御座います。

更に、様々な箇所をカスタマイズされており、エンジンのブーストUPによるパワーアップ、足廻り(KW Ver.3)交換、外装におきましてもカーボンパーツが多数装着されていたり、ボンネットからエンジンが見える様になっていたりと本当に様々なカスタマイズが施されており、凄い雰囲気が漂っております。

お客様は購入当初のノーマル状態の際から室内の異音に関して悩まれており、ご相談頂きます皆様と同様に、ディーラー様では対応できず諦め状態だった様です。

カスタマイズが進むにつれて、ディーラー様での対応も難しくなり・・・

そして、インターネットで弊社のブログをご覧になりまして、この度お問い合わせを頂き、ご入庫頂きました形となります。

この度も遠方のお客様からのご依頼で御座いますので、お客様のお困りの具体がしのばれます。。。

予め異音発生箇所に関してはお伺いしておりましたが、改めてご来店頂きました際に異音に関して確認させて頂きましたところ、以下の複数箇所から異音が発生していました。

①助手席ダッシュボード(コトコト音)
②センターコンソール内(コトコト音)
③運転席廻り(ビビリ音)
④運転席・助手席ドア内(コトコト音)
⑤オーバーヘッドコンソール周辺(ビビリ音)
⑥幌ウェザーストリップ(軋み音、ピチピチ音)

そこで、上記の異音発生箇所におきまして異音低減作業を行っていきました際の様子を4回に渡りご紹介して参りますが、今回は異音低減作業紹介その①として、助手席ダッシュボードから発生していた異音低減作業の様子をご紹介致します。

この助手席ダッシュボードからの異音は、試走で確認致しました際にも盛大に音が出ており、かなり不快なものでしたが、オーナー様は車両購入当初からお困りになられていたとのこと、本当にストレスだったと思います。

音としてはコトコトと何か硬いものが当たっている音です。

では、早速作業を行って参りますが、まずは助手席ダッシュボード内の状態を確認する為に、グローブBOXを外す必要があります。

グローブBOXを外すには、まずはグローブBOX下部のカバーを外します。

ボルト1つを外せばあとはクリップ固定ですので、下に引っ張るとカバーは外れます。

早速、音の出そうな配線が1本あります。

プラスチックに当たってビビリ音が出そうですので、処理をしておきます。

カバーが外れましたら、続いて、ダッシュボード側面のカバーを外したところにある固定ボルト1カ所、グローブBOX蓋を開けて、固定ボルトを5カ所すと、グローブBOXそのものが外れます。

そして、早速ダッシュボード内部の奥を確認しますと異音の原因が2つ判明致しました。

一つは助手席側ダッシュボード上に設置されているVICSユニットの裸の配線が遊んでおり、エアコンブロアユニットに当たってコツコツと音が出ております。

このVICS配線は手の届かないダッシュボード奥まで裸の配線のままで、揺すると奥からもコツコツと音がしております。

そして、もう一つが、このVICS配線を本来であれば固定するはずのプラスチック部品が遊んだ状態で、これもブロアユニットに当たってコツコツと音が出ておりました。

これは、工場組み立て時の取り付けミスと考えられるもので、本来どこかのボルトに固定するべきものが固定されておらず、遊んでしまっております。

従って、この2つの箇所を異音が出ない様に処理致しますが、VICS配線に関しましては、ダッシュボード奥の配線に手が届かないので、ダッシュボード側から引き出して異音処理を致します。

そして、もう一つの原因である配線固定プラスチック部品もエプトシールで巻いて、固定して異音が出ない様に致します。

この部品は本来固定すべき箇所に固定できれば良いのですが、恐らくかなり奥なのか、固定するべき部分が見当たらなかった為、この様に処理を致しました。

これでダッシュボード内の主な異音の原因は解決したはずですが、その他の原因が無いかその他の部分を確認致しますと、まだ異音が発生しそうな箇所がありました。

上の配線はVICS配線、下の画像はパヒュームアトマイザーの配管ですが(本車両は未装備)、パヒュームアトマイザーの配管は他の車両でもエアコン配管に当たって音が出ておりますので、どの車両も同じ状態だと思います。

そこで、両箇所共に、異音が出ないように処理をしておきました。

異音処理は、原因となりそうな部分は徹底的につぶし込んでいくことが大切だと考えております。

その他の箇所においては問題なさそうですので、グローブBOXや下部のパネルを元に戻せば、助手席側ダッシュボードの異音処理は完了です。

以上の処理をした状態で試走を行いますと・・・

無事に、助手席ダッシュボードからの異音は解決致しました!

この助手席ダッシュボードからの異音が大きかったので、この異音が解消するだけでかなり室内が静かになった印象です。

お客様もこの助手席ダッシュボードからの異音に関して一番お困りになっておられたので、まずはこの部分が解決できて何よりです。

助手席ダッシュボードからの異音は解決致しましたが、その他の部分に関しても異音は発生しておりますのでどんどん処理をして参りますが、次回はセンターコンソール内と運転席廻りの異音処理の際の様子をご紹介致します。

では、失礼致します。

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