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TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。

この度、京都府にお住まいのお客様よりMercedes Benz E200 （S213 ステーションワゴン）において運転中に発生する内装異音に関して大変お困りとのことでご相談を頂きまして、この度弊社にて異音低減作業を行いました。

そこで、本車両におきまして以下の箇所から発生しておりました異音低減作業の様子を3回に渡りご紹介しております。

①バックミラー付近 ⇒ 解消済
②助手席側Aピラー根本付近
③助手席側ダッシュボード側面
④助手席側ダッシュボード下部
⑤センターコンソール内部
⑥センタースピーカーカバー

前回はバックミラー付近から発生していた異音低減作業の様子をご紹介致しましたが、今回は第2回目として後付け部品でありますドライブレコーダー配線から発生しておりました異音低減作業の様子をご紹介致します。

※前回の作業の様子はこちら ⇒ Mercedes Benz E200 (S213) 室内異音低減作業 その①

今回ご紹介致しますのは、助手席側Aピラー根本付近、助手席側ダッシュボード側面、助手席側ダッシュボード下部、センターコンソール内部からの異音低減処理でございますが、異音が発生している箇所と音質から、これら全ては後付け部品でありますドライブレコーダーの配線による異音であることが容易に想像できます。

そこで、順次確認と異音対策を行っていくことにしますので、まずは各部のパーツを外して状況を確認していきます。

はじめにAピラーを外して確認します。

Aピラーの取り外しは『AIRBAG』と記載のあるカバーを取り外して、内部のクリップを引き抜いた後に手前に引っ張れば取り外すことができます。

予想通り、ドラレコの裸の配線がプラプラ遊んでおり、如何にも振動で音が出そうです。

続いて、助手席側のダッシュボード側面を確認します。

側面のカバーはクリップで固定されているだけですので、ウェザーストリップをめくった上で手前に引っ張れば外すことができます。

こちらも裸のドラレコ配線が固定も異音対策もされておらず沿わせてあるだけです。

更に、電源線が足元ガーニッシュの中まで通っておりましたので、足元ガーニッシュも取り外しておきます。

やりがいがありそうです。。。

続いて、ダッシュボード下ですが、確認する為にビスを2本取り外して手前に引っ張り、内部を確認します。

この部分に関しては一部最初から異音処理がされておりましたが、ドラレコのヒューズが樹脂部分に当たっていたり、センターコンソール内部へ続く部分は配線が裸のままで、恐らくダッシュボード下から聞こえていた異音はこの2カ所によるものだと考えられます。

最後はセンターコンソールを取り外して、内部を確認します。

外し方は、アームレストのストッパーゴムの裏側に隠れているボルトを外し、アームレスト開閉ボタンのあるガーニッシュを外した後にセンターコンソールを固定している2本のボルトを緩めればセンターコンソールを取り外すことができます。

配線がプラプラなことをはじめ、エレクトロタップもそのままですので、振動で異音が出て当たり前と言えます。

以上で、状況の確認ができ、今回は異音の原因が明確ですので、一気に各部の対応を行っていきます。

まずは助手席Aピラー部分から。

ドラレコ配線にTESAテープを巻いた上で、エアバック展開時に邪魔にならない様に留意しながら固定します。

続いて、ダッシュボード側面。

TESAテープにて異音処理した上で、動いて音が出ない様に固定をします。

ここで、純正配線も1カ所グローブBOXに接触している部分があったので対応しておきました。

続いて、ダッシュボード下に関しては、ヒューズをエプトシールにて音が出ない様に対応した上で、配線は一度引き出してTESAテープで音止めします。

残り、センターコンソール内部ですが、こちらも他の部分と同様に配線にESAテープで丁寧に処理した上で、エレクトロタップはエプトシールを巻いて音が出ない様にしました。

以上で、ドラレコ配線などの異音低減作業は終わりですので、取り外したパーツも元に戻していきます。

全てのパーツを元に戻して試走を行いましたところ、無事に対応した箇所からの異音は綺麗さっぱりなくなりました。

前回のADASユニット部分からのビビリ音対応と今回の対応にて、段差通過時でもビビリ音やザワザワした感覚の無い極めて質感の高いメルセデスライドに生まれ変わりました。

以上の作業にて異音は大方解消しておりますが、次回は劣化が激しくざらつきが極めて大きな路面を走行した際に稀に発生しておりましたセンタースピーカーカバーからの異音低減作業及びご納車前の清掃作業の様子をご紹介致します。

では、失礼致します。