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ご依頼作業:Mercedes AMG C63S ステーションワゴン(S205)室内異音低減作業 その①

TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。

昨日から正月明けの仕事本番という方も多いかと存じますが、弊社では昨日から MercedesBenz CLA200d の室内異音低減作業を行っております。

やはり寒くなると室内異音でお困りの方が多くなる様で、お問い合せも増えている状況です。

来週は BMW X3 における異音低減作業も控えておりますので、2023年は年初からお客様のお困りごと解消のためにも全力で異音対策に取り組んで参ります!

さて、今回からは冒頭の異音対策のお話と同じく先日に実施させて頂きました Mercedes AMG C63S ステーションワゴン(S205) の室内異音低減作業の様子をご紹介して参ります。

大変遠方にも関わらず、神奈川県にお住まいのお客様よりご依頼頂き、わざわざ弊社までお越し頂きましたことに本当に感謝の気持ちで御座います。

お客様は、憧れでもあったというV8エンジン搭載のMercedes AMG 車両をご購入なさったものの、走行中にラゲッジルームをはじめ、運転席ドア、センターコンソール、ダッシュボード、頭上等の複数個所からの大きな異音で大変お困りとのことでご相談のご連絡を頂きました。

弊社にご相談頂く前にディーラー様にご相談及び対策作業をご依頼なさったそうですが、改善せず、『AMGはこんなものです』と言われてしまったとのこと。

確かに、AMG車両はボディー、サスペンション、ブッシュがかなり硬いセッティングの為、異音に対しては厳しいのは事実ですが、きちんと対策を行えば異音を完全に無くすことはできなくとも低減することは可能であり、少しでもC63Sでのドライブを快適にお楽しみ頂きたいとの想いから、この度作業をお引き受け致しました次第で御座います。

因みに、お客様より複数個所からの異音が鳴っているとお伺いしておりましが、作業開始当日にお客様と共に弊社周辺のいつも異音を確認する道(かなり路面の荒れた道)を走行しましたところ、以下の室内異音を確認致しました。

①リアシート固定ストライカー
②テールゲートライニング
③C、Dピラーライニング
④運転席ドア
⑤助手席ドア
⑥センターコンソール
⑦助手席側ダッシュボード周辺
⑧運転席側ダッシュボード周辺
⑨後席センターエアアウトレット
⑩オーバーヘッドコンソール
⑪サンルーフ
⑫ヘッドアップディスプレイ

以上のように多数の箇所から異音が発生しており、作業前からかなり難易度が高く時間がかかる作業になりそうなことが容易に想像できましたが、一つずつ順番に対策を行いましたので、作業の様子を今回より全7回(今回は作業が多岐にわたりますので)に分けて順にご紹介して参ります。

今回は第1回目、異音低減作業その①として、①リアシート固定ストライカー②テールゲートライニングから発生しておりました異音低減作業を実施致しました様子をご紹介致します。

では、早速作業の様子をご紹介して参りますが、まずは容易に対策が可能なリアシート固定ストライカーから発生していた異音の対策を行います。

走行中は常にリアシート左右から『コッコッ』と大きな音が出ておりましたが、シートを倒すと音が出ないので、固定ストライカー部分からの音と判断できます。

そこで、ストライカーのシート側キャチャー部分が接する部分に不織布を巻くことで対応致しました。

上記写真は運転席側ですが、助手席側も同様の音が出ておりましたので、同じ対策を行います。

この状態でシートを元に戻して(固定)して走行しましたところ、リアシート左右からの異音は綺麗に消えましたので、リアシート固定ストライカー部分の対策は完了です。

続いては、テールゲートライニングの対策に移ります。

テールゲートライニングからの異音は、S205のCクラスステーションワゴンに限らず、GLCでも同様の異音が発生しており、鋭い段差を通過する際に『バシャン』と大きな異音が発生します。

以前に施工致しました AMG GLC43 や GLC250 でも同様の異音がしており対策を行っておりますので、同じような原因であることが容易に想像できますが、ライニングを取り外す前にあらかじめ手で軽く叩いて異音が発生している箇所を絞り込んでおきます。

ということで、発生箇所を絞り込みましたら、テールゲートのライニングを取り外していきます。

取り外しましたら、このテールゲート部分からの異音はライニングとボディーパネル等に接する部分から異音が出ておりますので、その異音が発生している部分にエプトシールと貼り付けて音止めを行います。

まず、アッパー側はライニング側に対策を行います。

続いてロア側はライニングとボディーが接する部分を確認しながら、ボディー側に対策を行いました。

そして、対策が終わりましたら、ライニングを順番に取り付けていきます。

この状態で試走を行いましたが、無事にテールゲートライニングからの異音が無くなっていることが確認できました。

これでラゲッジルームからの異音は確実に低減しましたが、まだ段差通過時に不快な『バシャン』という異音が発生しており、その原因がC及びDピラーライニングからの発生している異音であることがわかっております。

従いまして、続いてはC、Dピラーライニングの異音対策作業に移りますが、作業の様子は次回にご紹介致します。

では、失礼致します。

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