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ご依頼作業：MercedesBenz CLA200dシューティングブレーク（S118）室内異音低減作業 その⑤
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
この度、兵庫県にお住まいのお客様よりMercedesBenz CLA200d シューティングブレーク（S118）の室内異音低減作業をご用命頂きましたので、5回に分けて、以下の箇所における異音低減作業の様子をご紹介しております。
①助手席側フロントドア
②Aピラー左右
③ダッシュボード助手席側側面
④ダッシュボードグローブBOX付近
⑤エアコンコントロールパネル
⑥オーバーヘッドコンソール
⑦リアシート助手席側ストライカー
⑧助手席側リアドア
前回はオーバーヘッドコンソール及びリアシート助手席側ストライカーにおける異音低減作業の様子をご紹介致しましたが、今回は本車両における作業の最終回として助手席側リアドアから発生していた異音低減作業の様子をご紹介致します。
※助手席ドアの作業はこちら ⇒ S118 CLA200d 異音対策作業その①
※Aピラー及びダッシュボード側面の作業はこちら ⇒ S118 CLA200d 異音対策作業その②
※グローブBOX及びエアコンパネルの作業はこちら ⇒ S118 CLA200d 異音対策作業その③
※オーバーヘッドコンソール及びリアシートストライカーの作業はこちら ⇒ S118 CLA200d 異音対策作業その④
最後の異音発生箇所となります助手席側リアドアですが、段差通過する際に『ビビリ音』と『カタカタ音』が発生しておりました。
お預かりした当初は他の部分の音でマスキングされており、それほど気になる音ではありませんでしたが、他の部分の異音が無くなった状態では段差の度に音が聞こえてきて不快でしたので、しっかり対応致します。
音としては2種類の音がしておりますので、原因も2箇所ありそうですが、1つはライニングを少し押すだけでスピーカーグリル部分の裏側が硬いものに接触してコツコツと音がしており、スピーカー廻りに原因の一つがあると予想してライニングを取り外します。
まずは、ドアパネル側の確認を行いますが、フロント側とは違い、配線においては異音の発生しそうな箇所がありません。
上述致しましたスピーカーグリル部分に関しては、予想通りではありますがスピーカーがあり、コーン外側の樹脂部分がせり出しているので、この部分がドアライニングに接触して音が出ていると考えられます。
そこで、外側一周に緩衝材を張り付けて対応致しました。
続いては、ドアライニング側の確認を行いますが、ドアライニングの各部を手で叩いていくと、カプラーの1箇所からビビリ音が発生しておりました。
このカプラーも固定が甘く、手で触ってもカタカタと動く状態でしたので、取り外してガタが出ない様にします。
この状態で取り付けましたところ、手で叩いてもビビリ音は発生しなくなりました。
あとは、念には念をいれて、純正ハーネスを厳重に異音止め処理を行った上で、ドアライニングを元に戻します。
この状態で試走致しましたところ、助手席側リアドアから発生していた異音もきれいに解消致しました。
ということで・・・
以上の作業を持ちまして、本車両における異音低減作業は全て完了となります。
全5回に渡り作業の様子をご紹介して参りましたが、お客様がお困りでありました異音に関しては解消することができ、大変静かで快適な室内空間になりました。
これはいつものことですが、異音が無くなることで車体の剛性感が増した様に感じ、メルセデスベンツらしい、どっしりとした滑らかな乗り味に変化致しました（本来に乗り味になったとも言えますが）。
お客様に変化をご体感頂くことが楽しみですが、その前に綺麗で気持ち良い状態でお引渡しさせて頂くべく、車両の各部清掃を行います。
外装は洗車を行い・・・
細部まで綺麗にしていきます。
内装も綺麗に清掃します。
これにて清掃も完了です。
この状態でお客様にお引渡し致しましたが、最後の同乗走行による効果確認においては異音が解消していることをご確認頂きまして、大変お喜び頂けました。
今回も複数個所に渡る異音低減作業を実施致しましたので、かなり時間が掛かりましたが、お客様がお喜び頂いている表情を拝見すると疲れや苦労も一気に吹っ飛び、また頑張ろうと思えます！
W様、この度は弊社に異音低減作業をご用命頂きまして誠にありがとう御座いました。
尚、今月と来月の上旬まではメルセデスベンツの異音低減作業を2台ご予約頂いている状態で、少しの間は異音低減作業漬けになりそうですが、お客様のお困り事を解決すべく頑張ります（笑）
次回からは、引き続き室内異音低減作業のご紹介をさせて頂こうと思いますが、先日施工させて頂きました BMW X3（G01）における作業の様子をご紹介致します。
では、失礼致します。
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