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走行距離わずか17,200kmで錆極少 フルノーマル状態の程度極上 HONDA BEAT 納車整備 ミッションオイル交換
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
この度、兵庫県にお住まいのお客様よりご成約を頂き、ご納車を控えております『走行距離わずか17,200kmで錆極少 フルノーマル状態の程度極上 HONDA BEAT』ですが、ご納車前整備として以下の作業をご用命頂きましたので作業の様子をご紹介しております。
①エンジンオイル交換
②エンジンオイルフィルター交換
③ミッションオイル交換
④ドアガラススタビライザー交換
⑤ETC取り付け
⑥ドライブレコーダー取り付け
⑦スタビライザーブッシュ+ラバーA交換
⑧LEDヘッドライトバルブ交換
⑨ボディーガラスコーティング
⑩タイミングベルト類一式交換(※外注作業)
⑪フロントボンネット塗装(※外注作業)
前回はエンジンオイル、オイルフィルター交換の様子をご紹介致しましたが、今回は③ミッションオイル交換作業の様子をご紹介致します。
※エンジンオイル、オイルフィルター交換の様子はこちら ⇒ HONDA BEAT 納車整備①
ミッションオイル交換作業は、エンジンオイル交換と共に、BEATにおいてはほぼ全てのお客様よりご用命頂いている作業ですが、BEATの魅力の一つである優れたシフトフィールをより良くすることができるメニューであり、シフト操作を行う度に体感できるものですのでおススメをさせて頂いている作業でもございます。
では早速ミッションオイルの交換作業のご紹介に入りますが、BEATにおけるミッションオイルドレンボルト及びフィラーボルトは共にミッションケース運転席側にございます。
ドレンボルトはミッションケース下端にある9.5sqの四角い凹みのあるボルトで、フィラーボルトはドライブシャフト真後ろにございます。
ということで、まずはフィラーボルトを取り外した後にドレンボルトを外してミッションオイルを排出します。
フィラーボルトを先に取り外すのは、先にオイル排出を行った後に『フィラーボルトが緩まない!』となりミッションオイルを規定量入れることができない事態を防ぐ為です。
また、ミッションオイル交換もエンジンオイル交換時と同様にリアをジャッキアップした方が作業がしやすいですが、オイルドレンボルトがミッション最下端に位置しているので、しっかり古いオイルを抜く為に車両が水平な状態で排出します。
そして、オイル排出が終わりましたら、パッキンを新品に交換して規定トルクの40N・mにてドレンボルトを締め付け、新しいミッションオイルの注入に入ります。
因みに、BEATはミッションケースもアルミですので、エンジンドレンボルトと同様に規定トルクで締め付けることが大切です(鉄製の場合も規定トルクでの締め付けは大切ですが)。
尚、交換するミッションオイルもホンダ純正ミッションオイルであるMTF-Ⅲとなります。
ホンダのミッションは構造が特殊ですので、ミッションオイルは特にホンダ純正オイルが良いです。
サーキット走行がメインなど特殊な環境での使用が前提の場合はその限りではありませんが、ドライブやワインディング流す程度でしたら、極力純正オイルを使用した方が、フィーリングが間違いなく良いと思います。
ミッションオイルの注入方法に関しては注入器を用いて注入口から入れる方法もありますが、弊社では漏斗と耐油ホースを用いて行います。
トランクルームから耐油チューブをオイル注入口に入れてミッションオイルを注入していきます。
サービスデータ上のミッションオイル交換量は1.2Lとなっていますが、適正な交換量としては、オイル注入口からオイルが溢れ出てきたところが適正量となります。
従いまして、ミッションオイルを少しづつ注入し、オイルが溢れてきましたら規定量入ったこととなりますので、フィラーボルトを規定トルク45N・mで締め込み、垂れたオイルを綺麗に掃除をしましたらミッションオイル交換作業は完了です。
最後に試走を行いまして、エンジンオイルと併せて各部オイルの漏れ、滲みが無いかを確認をしましたら作業は全て完了となります。
試走ではミッションのシフトフィーリングが明らかに良くなっていることがすぐに体感できました。
やはり、エンジンオイル、ミッションオイルを交換するとフィーリング的にも気分的にも気持ち良いですね。
以上、今回はミッションオイル交換を行いました際の様子をご紹介致しましたが、次回は④ドアガラススタビライザー交換の様子をご紹介致します。
では、失礼致します。
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