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無限パーツ満載 走行距離44,100km 希少な最終110系 HONDA BEAT VersionZ 納車整備 エンジンオイル、フィルター、ミッションオイル交換

TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。

先日に石川県にお住まいのお客様よりご成約頂きました事をご報告させて頂きました『無限パーツ満載 走行距離44,100km 希少な最終110系 HONDA BEAT VersionZ』ですが、ご納車前整備のオプション作業として以下の作業をご用命頂きました。

①エンジンオイル交換
②オイルフィルター交換
③ミッションオイル交換

④スタビライザーブッシュ+ラバーA交換
⑤メインリレー交換
⑥デストリビューターキャップ交換

尚、本車両は同じシルバーですが前回のブログでご成約のご報告を致しましたBEATとは違う車両となります。

BEATとしては、直近でご成約及びご納車させて頂いた車両が3台続けてシルバーなんです。

本車両は8月に既にご納車をさせて頂いており、ご納車後の後追いでのご紹介となってしまい大変申し訳御座いませんが、今回より上記オプション作業の様子を順次ご紹介して参ります。

ということで、今回は①エンジンオイル交換②オイルフィルター交換③ミッションオイル交換作業を行いました際の様子をご紹介致します。

では早速エンジンオイル交換作業のご紹介に入りますが、BEATにおけるエンジンオイルの交換は、エンジン下部オイルパンのドレンボルトからオイルを抜いて、リアバルクヘッドにあるオイル注入口からオイルを入れることになりますので、はじめにリアバルクヘッドにあるオイルフィラーキャップを外してからオイルドレンボルトを緩めてオイルを排出します。

尚、リアをジャッキアップした方が作業し易いですが、BEATのオイルドレンはオイルパン後端にありますので、しっかり古いオイルを排出する為にも、ジャッキアップせず車体を水平にして作業を行います。

時間をおいて古いオイルを抜ききりましたら、ドレンボルトパッキンを新品に交換して規定トルクの40N・mにてドレンボルトを締めます。

BEATのオイルパンはアルミ製ですので、オーバートルクで締め付けるとネジ山が舐める可能性がありますし、逆にトルクが足りないと走行中にドレンボルトが脱落してしまうリスクがありますので、ドレンボルトは規定トルクで締め付けることが重要です。

規定トルクでドレンボルトを締め付けました後にパーツクリーナーでオイルパンを綺麗にしましたら、オイルの排出は完了となります。

続いては、オイルフィルターの交換作業を行います。

BEATのオイルフィルターはエンジン前側にありますので、車体下に潜り込んで古いオイルフィルターを外します。

ちなみに、弊社にて使用するオイルフィルターは必ずホンダ純正互換品となるHAMP製フィルターを用います。

オイルフィルターはエンジンオイル内の不純物を取り除くという役割に加え、エンジン油圧などにも影響する重要なパーツの一つですので、弊社では安い粗悪品のオイルフィルターでは無く信頼性の高いHAMP製の使用をご提案しております。

尚、新しいオイルフィルターの取り付にあたりましては、正確な締め付けトルク管理の為にパッキンにオイルを塗布することと、少しでも早くオイルがエンジンに行き渡る様にオイルフィルターにオイルを満たしておきます。

フィルターにオイルを満たしてから取り付ける理由と致しましては、オイルを抜いた後でもエンジンには油膜が残っておりエンジンを始動するとオイルはすぐに行き渡るので実際には効果は大きくありませんが、可能な限りエンジンにとって良い方向となる様にとの想い(やらないよりやった方が良いことは全てやりたいんです)から毎回必ずオイルフィルターにはオイルを満たした状態で取り付ける様にしております。

そして、オイルフィルターを取り付ける前にエンジン周辺を綺麗に清掃した上で、規定トルクの14N・mでオイルフィルターを締め込みましたらオイルフィルター交換が完了です。

これでオイルフィルターの交換が完了ですので、エンジンオイルの注入作業に入ります。

エンジンオイルは、HONDA純正URTRA MILDオイル(SP 10W-30)を使用します。

ホンダのエンジンには色々な意味でホンダ純正オイルが一番適していると考えており、粘度と致しましてもメーカー推奨が10W-30となりますので、お客様のご指定が無い限りはHONDA純正URTRA MILDオイルをお薦めさせて頂いております。

エンジンオイルの注入はバルクヘッドのオイル注入口から行いますが、ここで注意点が一つ。

注入口からエンジンまで繋がっているオイルホースの内径が小さい為、少しづつオイルを入れないとすぐに溢れてしまうんです。

当然、私も溢れた経験がございますし、入庫した車両でもこのバルクヘッド裏側がオイルまみれで溢れた痕跡がある車両を何台も見かけました。

従いまして、早くオイルを入れたい気持ちを抑えて、少しづつ少しつづオイルを注入致しますが、BEATのオイルフィルター交換時の規定量は2.7Lなので、約2.5L程注入した後にオイルレベルゲージにてオイルがUPPERとLOWERの間にあることを確認しましたら、一度エンジンを回してオイルをエンジン各部に行きわたらせ、オイルがオイルパンに落ちるまで5分程時間をおいてもう一度レベルゲージを確認します。

そうすると、少し減っているはずですので、あとは少しづつオイルを入れては時間をおいてレベルを確認して、、、という作業を繰り返し、レベルゲージのUPPERレベルになればエンジンオイル交換は完了です。

本来はLOWERとUPPERの間に油面があれば問題ありませんが、BEATはどの車両も多少はオイル消費がありますので、弊社では基本的にUPPERとなる様にオイル交換をしております。

最後に、もう一度エンジンを始動し、エンジンから異音が無いか、オイル漏れ、滲みが無いかを確認して問題無ければ、エンジンオイル交換作業及びオイルフィルター交換作業は完了となります。

引き続き、ミッションオイル交換作業を行います。

ミッションオイル交換作業は、エンジンオイル交換と共に、BEATにおいてはほぼ全てのお客様よりご用命頂いている作業ですが、BEATの魅力の一つである優れたシフトフィールを更に良くすることができるメニューであり、シフト操作を行う度に体感できるものですので、よりドライブを気持ち良く楽しんで頂くにあたりおススメをさせて頂いている作業でもございます。

では早速ミッションオイルの交換作業のご紹介に入りますが、BEATにおけるミッションオイルドレンボルト及びフィラーボルトは共に運転席側のミッションケース側面にございます。

ドレンボルトはミッションケース下端にある9.5sqの四角い凹みのあるボルトで、フィラーボルトはドライブシャフト真後ろにございます。

ということで、まずはフィラーボルトを取り外した後にドレンボルトを外してミッションオイルを排出します。

また、ミッションオイル交換もリアをジャッキアップした方が作業がしやすいですが、オイルドレンボルトがミッション最下端に位置しているので、しっかり古いオイルを抜く為に車両が水平な状態で排出します。

そして、オイル排出が終わりましたら、パッキンを新品に交換して規定トルクの40N・mにてドレンボルトを締め付け、新しいミッションオイルの注入に入ります。

因みに、BEATはミッションケースもエンジンオイルパンと同じくアルミですので、エンジンドレンボルトと同様に規定トルクで締め付けることが大切です。

尚、他のBEATと同様に使用するミッションオイルはホンダ純正ミッションオイル(MTF-Ⅲ)となります。

ホンダ車のミッションは構造が特殊ですので、ミッションオイルは特にホンダ純正オイル(MTF-Ⅲ)が良いです。

サーキット走行がメインなど特殊な環境での使用が前提の場合はその限りではありませんが、ドライブやワインディングを流す運転がメインでしたら、極力純正オイルを使用した方が、フィーリングが間違いなく良いと思います。

因みに、ミッションオイルの注入方法に関しては注入器を用いて注入口から入れる方法もありますが、弊社ではトランクルームから耐油チューブをオイル注入口に入れてミッションオイルを注入します。

尚、サービスデータ上のミッションオイル交換量は1.2Lとなっていますが、適正な交換量としては、オイル注入口からオイルが溢れ出てきたところが適正量となりますので、オイルが溢れ出ることを確認できるまでオイルを入れます。

オイルが溢れ出てきましたら規定量入ったこととなりますので、フィラーボルトを規定トルク45N・mで締め込み、垂れたオイルを綺麗に掃除をしましたらミッションオイル交換作業は完了です。

最後に改めて試走を行いまして、エンジンオイルと併せて各部オイルの漏れ、滲みが無いかを確認をしましたら全ての作業が完了となります。

試走では、エンジンが滑らか且つ静かに回る様になったことと、ミッションのシフトフィーリングが明らかに良くなっていることがすぐに体感できました。

これでご納車後も安心して気持ち良くBEATのドライブをお楽しみ頂けるかと存じます。

以上、今回はエンジンオイル、フィルター、ミッションオイル交換の様子をご紹介致しましたが、次回はスタビライザーブッシュ及びラバーA交換作業の様子をご紹介致します。

では、失礼致します。

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