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BMW ALPINA D3S ツーリング 室内異音低減作業 その⑤
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
この度、東京都にお住まいのお客様より BMW ALPINA D3S ツーリング において、以下の多数箇所からの異音でお困りとのことで異音低減作業のご依頼を頂き、先日に作業を実施致しましたので、5回に分けて作業の様子をご紹介致します。
①テールゲート
②ラゲッジルーム
③運転席足元
④ダッシュボード
⑤センターコンソール
前回はダッシュボードにおける作業をご紹介致しましたが、今回は本車両における最終回その⑤として、センターコンソールから発生していた異音対策の様子をご紹介致します。
※ダッシュボードにおける作業はこちら ⇒ BMW ALPINA D3S ツーリング室内異音低減作業その④
今回ご紹介致しますセンターコンソールからの異音ですが、道路が劣化したザラメ路面を走行した際に『チリチリ』と絶えず周波数の高いビビリ異音が発生していたことに加え、センターコンソール横のパネルより『キチキチ』という音が発生しておりました。
センターコンソール横パネルからの異音に関しましては、前回にご紹介致しましたインテリアパネルと同様の異音であり、対策方法は見当がつきますので、まずはザラメ路面を走行した際のビビリ音の対策作業から行います。
では作業に入りますが、ビビリ音はセンターコンソールの内部のカップホルダーの辺りから発生している為、センターコンソールから取り外して確認致します。
センターコンソールを取り外すと、カップホルダー部分が別体式になっているため、カップホルダー部分を取り外します。
センターコンソール部分の車体側から確認を行いましたが、特に異音の原因となりそうな箇所はありませんでした。
そこで、カップホルダー側の確認を行います。
パッと確認した限りでは異音の原因となりそうな箇所は見当たりませんでしたが、構成されている部品を一つ一つ確認していくと、、、
原因となる部品がありました。
カップホルダーの蓋が開いた際に接するスイッチなのですが、このスイッチの固定に微妙な遊びがあり、手で軽く叩くと走行中と同じビビリ音が発生します。
従いまして、対策としてはスイッチを取り外して、ガタ詰め処理を行いました。
これで遊びは無くなり、手で叩いてもビビリ音は発生しなくなりましたのでOKです。
その他には異音の原因となりそうな箇所はありませんでしたので、カップホルダーとセンターコンソールを元に戻しますが、戻す前にセンターコンソール横のパネルにおいても対策を行います。
先述致しました通り、段差通過などの際にパネルから発生する『キチキチ』という音は取り付けの金属クリップが原因であるケースが多いため、全ての取り付けクリップに不織布を貼りつけて対応します。
これでパネルの対策も完了ですので、取り外した全てのパーツを取り付けた上で試走を行いましたところ、、、
センターコンソールにおいて発生していた異音に関しましても無事に解消致しました!
・・・・・
ということで、これにて本車両における異音低減作業は全て完了となりますが、お預かり致しました際には段差を通過する度、ザラメ路面を通過する度に発生していた不快な異音が無くなり、非常に快適な車内空間になりました。
更に、このALPINA D3Sは、低扁平率のタイヤからは想像できない程、滑らか、且つしなやかな乗り心地なのですが、異音が無くなることで更に動的質感が上がり、恐らくこれで本来のALPINAライドになったと思います。
車両を清掃の後、お客様へお引渡しにあたり同乗走行にて異音が解消していることをご確認頂きますが、お客様にも異音がきっちり無くなっていることをご体感頂き、大変お喜び頂けました。
また、『東京までの帰路のドライブが大変楽しみです』とのお言葉を頂戴し、何よりで御座いました。
今回は3日間のお預かり作業で比較的大変な作業でしたので、作業中は不安と作業の困難さで少しくじけそうにもなりましたが、お客様からのありがたいお言葉や、お喜び頂けることがやりがいに繋がっております。
是非今後共、ALPINAでの快適なカーライフをお送り頂けましたら幸甚に存じます。
E様、この度は東京からと遠方にも関わらず作業をご依頼頂き誠にありがとう御座いました。
以上でBMW ALPINA D3S ツーリングにおける異音対策作業の様子のご紹介は終了となりますが、異音は気になる方には耐えがたいもので、せっかくのドライブも台無しになってしまうものかと存じます。
異音対策作業に関しましては、『必ず解消する』とのお約束は出来かねる作業とはなってしまいますが、お困り事解消のために全力で、誠心誠意作業をさせて頂く所存でございますので、異音でお困りの方におかれましては、お気軽にお問い合わせ下さいませ。
※ご相談やお問い合わせはこちらからお気軽にどうぞ ⇒ ご相談フォーム
では、失礼致します。