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20周年記念パーツ多数 錆少で整備箇所多数 HONDA BEAT 販売前メンテナンス エアクリーナーケース内部確認

TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。

昨日ご納車させて頂きました『20周年記念パーツ多数 錆少で整備箇所多数 HONDA BEAT』ですが、ブログが実際の時系列に追いついておりませんので、引き続き販売前メンテナンスの様子をシリーズでご紹介しております。

前回はエンジンルームのチェック及び清掃、プラグ交換の様子をご紹介致しましたが、今回は第6回目【エアクリーナーケース確認編】として、エンジンの健康状態を計り知る為の一要素であるブローバイガスの状態確認とケース内の清掃、トランクルームの清掃を実施しましたので、その様子をご紹介致します。

※エンジンルーム確認の様子はこちら ⇒ BEAT 販売前メンテナンス エンジンルーム状態確認及びプラグ交換

まず、弊社でエアクリーナーケース内の確認を行う理由ですが、それはブローバイガスの状態を確認する為です。

ブローバイガスとは、ガソリンが燃焼室内で爆発した際に、シリンダーとピストン、ピストンリングの間から抜け出てくるオイルを含んだガスのことで、調子が良いエンジンでも必ず発生するものですが、ピストンリング破損や固着、ピストン本体のリング溝摩耗、そしてシリンダー壁面の摩耗や傷が進行したエンジンではブローバイガスの量が過度に多くなります。

そして、BEATにおいてはブローバイガスはエンジンヘッドカバーからエアクリーナーケース内(左上の部分から)に入る構造となっている為、エアクリーナーケース内のブローバイガスの吐出状況を確認することによりエンジンの状態をある程度図り知ることが出来ます。

一概には言えませんが、エアクリーナーケース内部がブローバイガスでドロドロの車両はピストンやピストンリング、シリンダーの状態が芳しくなく、逆にブローバイガスが少ないとそれらのパーツの状態は健全と言えます(ブローバイガスが少ないからと言って必ず状態が良いとは言えませんが、少なくともブローバイガスが過度に多いエンジンは状態が良くないと言えます)。

BEATのエンジンは基本的に丈夫で、しっかりメンテナンスを行っていれば200,000kmは全く問題ありませんが、距離を重ねている車両が多く、高回転を多用する車両で御座いますので、より確実にエンジンの状態を判断し、自信をもってお客様にご案内できる様に、弊社ではBEAT全車両におきましてブローバイガスの確認を行っている次第で御座います。

では早速確認作業に入りますが、BEATにおけるエアクリーナーケース内部の確認はトランクルームにあるメンテナンスリッドを外してアクセスすることになりますが、はじめにトランクルームの清掃から行います。

まずトランクマットの取り外しですが、助手席側のテールライトカバーやバッテリー、バッテリーケースを取り出した後に、本車両はCDチェンジャーが搭載されていた名残であるブラケットがメンテナンスリッドに取り付けられている為、裏側からメンテナンスリッド固定ボルトを4本取り外してトランクマットを外します。

前回のご納車時に確認をしておりますが、当然トランクフロアに曲がりや修正跡が無い為、修復歴は御座いません。

また、前回のご納車時に清掃済みですので基本的に綺麗な状態ですが、ホコリなどが少し溜まっておりましたので、改めて清掃致します。

テールライト部分などエンドパネル側も綺麗に仕上げていきます。

加えて、ヒューズBOXの奥もヒューズBOXをずらして清掃しておきます。

これで、トランクルームは隅々まで綺麗になりましたので、続いてエアクリーナーケース内部確認へ移ります。

メンテナンスリッドからエアクリーナーケースカバーが見えますので、エアクリーナーケースカバーを固定している6本のビスを緩めてエアクリーナーエレメントと共にカバーを取り外しますと今回の目的であるエアクリーナーケース内部を確認することができます。

清掃前でもブローバイガスの付着が少なく綺麗なエアクリーナーケースです。

前回の清掃時からほぼ変化がありませんので、このことからブローバイガスの吐出が少ないことがわかります。

弊社にてエアクリーナーケース内部を清掃する目的の一つがブローバイガス吐出状況をお客様でも正確に把握できる様との想いからで御座いますが、今回の様に、1度清掃しておくと次回に確認する際にブローバイガスの吐出状況を確認できるので、やはり清掃を行う意味を改めて見出すことができました。

そして、汚れはほとんどありませんが、改めてパーツクリーナーを用いて綺麗に拭き上げておきます。

これでメインの目的であるエアクリーナーケース内の状態確認は完了致しましたので、続いては、カバーと一緒に外したエアクリーナーエレメントの状態確認です。

これはダーティーサイド側(大気側)ですが、ほぼ新品と言える状態です。

エアクリーナーエレメントに関しては、汚れが進んでいるとメンテナンスの一環として交換を行いますが、本車両は交換の必要はありません。

以上で、各確認が終了致しましたのでエアクリーナーケースカバーを元に戻しますが、元に戻す前にカバーも清掃しておきます。

内側まで清掃を行った後に、エアクリーナーエレメントのパッキンを噛み込まない様に注意しながらエアクリーナーケースカバーを元に戻します。

あとは、外したものを元に戻していきますが、その前にバッテリーケースやカーペット、テールライトカバーを清掃しておきます。

これにて清掃もできましたので、清掃したバッテリーケース、カーペット、テールライトカバー、バッテリー本体を車両に搭載すれば今回の作業は全て完了となります。

以上、エアクリーナーケース内部のブローバイガス吐出状況を確認し、問題無いことが確認できましたので、お客様におかれましては、BEATの魅力の一つでもある、レスポンスが良く、爽快に吹け上るエンジンを安心して高回転まで回して頂きまして、気持ち良いドライブを安心してお楽しみ頂けるかと存けるかと存じます。

加えまして、トランクルームも隅々まで綺麗に致しましたので、清潔感のある状態でご所有頂けるかと存じます。

以上でエンジン関連の確認は完了ですので、次回は、このBEATおける販売前メンテナンス最後となります、【足廻り状態確認編】として、サスペンション等のシャシー部品や足廻りのゴム部品の状態確認及び清掃を行った際の様子をご紹介致します。

では、失礼致します。

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