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フルノーマルで整備箇所多数 2オーナー程度良好 HONDA BEAT 納車整備 エンジンオイル・オイルフィルター交換

TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。

昨日から急に気温が下がり、一気に季節が進んだ感じがします。

今週末は3連休もございます故、皆様におかれましては体調を崩されない様、くれぐれもお身体ご自愛下さいませ。

さて、この度、三重県にお住まいのお客様よりご成約を頂き、ご納車を控えております『フルノーマルで整備箇所多数 2オーナー程度良好 HONDA BEAT』ですが、ご納車前整備のオプション作業として以下の作業をご用命頂きました。

①エンジンオイル交換
②オイルフィルター交換
③ミッションオイル交換
④メインリレー交換

そこで、今回より上記オプション作業の様子を順次ご紹介して参りますが、今回は①エンジンオイル交換、及び②オイルフィルター交換を行いました際の作業の様子をご紹介致します。

 

では早速作業に入りますが、BEATにおけるエンジンオイルの交換は、エンジン下部オイルパンのドレンボルトからオイルを抜いて、リアバルクヘッドにあるオイル注入口からオイルを入れることになりますので、はじめにリアバルクヘッドにあるオイルフィラーキャップを外してからオイルドレンボルトを緩めてオイルを排出します。

リアをジャッキアップした方が作業はし易いですが、オイルドレンがオイルパン後端にありますので、しっかり古いオイルを排出する為にも、ジャッキアップせず車体を水平にして作業を行います。

オイルがポトポトと落ちないところまでおいておき、しっかりと古いオイルを抜きましたら、ドレンボルトパッキンを新品に交換して規定トルクの40N・mにてボルトを締めます。

このオイルドレンボルトを規定トルクで締め付けることは大変重要で、トルクが足りないとドレンボルトが脱落しオイルが無くなってエンジンが焼き付いてしまいますし、BEATはオイルパンがアルミの為、オーバートルクで締め付けてしまうとネジ山が舐めてしまって、これも大変なことになってしまいます。

ということで、規定トルクでドレンボルトを締め付けました後にパーツクリーナーでオイルパンを綺麗にしましたら、オイルの排出は完了となります。

続いては、オイルフィルター交換作業を行います。

BEATのオイルフィルターはエンジン前側にありますので、車体下に潜り込んで古いオイルフィルターを外します。

ちなみに、今回交換するオイルフィルターはHAMP製フィルターを用います。

オイルフィルターも安い粗悪品が多々ありますが、弊社では基本的に信頼性の高い純正品を使用致します。

尚、新しいオイルフィルターの取り付にあたりましては、正確なトルク管理の為に新しいオイルフィルターのパッキンにオイルを塗布することと、少しでも早くオイルがエンジンに行き渡る様にオイルフィルターにオイルを満たしておきます。

このフィルターにオイルを満たすことは実際はそれほど大きな効果は無く、エンジンには油膜があり、且つすぐにオイルは行き渡りますが、おまじないの様なもので、可能な限りエンジンにとって良い方向となる様にとの想いから毎回必ずオイルフィルターにはオイルを満たした状態で取り付ける様にしております。

そして、オイルフィルターを取り付ける前にエンジン周辺を綺麗に清掃した上で、規定トルクの14N・mでオイルフィルターを締め込みましたらオイルフィルター交換が完了です。

因みに、オイルドレンボルト同様にオイルフィルターもしっかりトルク管理することが大切ですので、感覚による手トルクは避けた方が良いです。

規定トルクの14N・mは低トルクなので心配になる方もいらっしゃると思いますが、しっかり耐久テストを行い検証済みのトルクですので、規定トルクを信じて取り付けて下さい。

弊社でオイルフィルターを取り外す際に、オーバートルクで取り付けられていて、『なかなか外れない・・・』というケースが大変多いです。

オイルフィルターの交換が完了しましたら、最後にエンジンオイルの注入作業です。

エンジンオイルは、信頼のHONDA純正URTRA MILDオイルを使用します。

元ホンダエンジンの開発者としましては、ホンダのエンジンには色々な意味でホンダ純正オイルが一番適していると考えておりますのでお客様のご指定が無い限りはホンダ純正オイルをお薦めさせて頂いております。

オイルの注入はバルクヘッドのオイル注入口からオイルを注入しますが、ここで注意点として、このオイルホースの内径が小さい為、少しづつオイルを入れることです。

少しでも横着するとオイルが溢れて清掃に何倍も時間がかかることになってしまいます。

ということで、少しづつ少しつづオイルを注入致しますが、BEATのオイルフィルター交換時の規定量は2.7Lなので、約2.5L程注入した後にオイルレベルゲージにてオイルがUPPERとLOWERの間にあることを確認しましたら、一度エンジンを回してオイルをエンジン各部に行きわたらせ、オイルがオイルパンに落ちるまで5分程時間をおいてもう一度レベルゲージを確認します。

そうすると、少し減っているはずですので、あとは少しづつオイルを入れては時間をおいてレベルを確認して、、、という作業を繰り返し、レベルゲージのUPPERレベルになればエンジンオイル交換は完了です。

最後に、もう一度エンジンを始動し、エンジンから異音が無いか、オイル漏れ、滲みが無いかを確認して問題無ければ、エンジンオイル交換作業及びオイルフィルター交換作業は全て完了となります。

続いてはミッションオイルの交換を行いますが、作業の様子は次回にご紹介致します。

では、失礼致します。

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