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メンテナンスバッチリ 錆少でカスタマイズ多数 HONDA BEAT 販売前メンテナンス ブローバイガス確認
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
ワールドカップ日本代表、本当にありがとう御座いました。
私は正直なところ、サッカーが大好きな訳でも、詳しい訳でもない完全ににわかファンですが、今回のワールドカップの日本代表からはたくさんの喜びや興奮、悲しさなどを頂きました。
今回は残念ながらベスト8まで進むことはできませんでしたが、代表選手達が日本を代表して大きなプレッシャーの中、精一杯頑張って戦っている姿を見て、深く感動し、本当に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
そして、試合終了後の選手の涙に私も涙しました。
選手達は死ぬほど努力した結果ですので、それは想像を絶する悔しさだったと思います。
それでも、応援してくれている人や支えてくれた人達に感謝の気持ちをまず述べる選手達に心を打たれました。
ここで私の気持ちを書いてもどうしようもありませんが、今心の中にある一番大きな思いがこれなので書かせて頂きました。
日本代表、本当に本当にありがとう御座いました!!!
気持ちを切り替えまして・・・
この度入庫し、ご成約済車両となります『メンテナンスバッチリ 錆少でカスタマイズ多数 HONDA BEAT』ですが、販売前メンテナンスを実施致しましたので、作業の様子を順次ご紹介しております。
※入庫のお知らせはこちら ⇒ BEAT 入庫しました
前回はプラグ確認、点火時期調整、アイドリング回転数調整の様子をご紹介致しましたが、今回は【ブローバイガス確認編】として、エンジンの健康状態を計り知る為の一要素であるブローバイガスの状態確認とエアクリーナーケース内の清掃、トランクルームの清掃を実施しましたので、その様子をご紹介致します。
※外装清掃の様子はこちら ⇒ BEAT 販売前メンテ外装清掃
※内装清掃の様子はこちら ⇒ BEAT 販売前メンテ内装清掃
※錆確認の様子はこちら ⇒ BEAT 販売前メンテボディー確認①
※フロント確認の様子はこちら ⇒ BEAT 販売前メンテ ボディー確認②
※リア確認の様子はこちら ⇒ BEAT 販売前メンテ ボディー確認③
※エンジンルーム確認の様子はこちら ⇒ BEAT 販売前メンテ エンジンルーム確認
弊社では、BEATにおきましてエアクリーナーケース内におけるブローバイガスの状態を必ず確認しております。
ブローバイガスとは、ガソリンが燃焼室内で爆発した際に、シリンダーとピストン、ピストンリングの間から抜け出てくるオイルを含んだガスのことで、調子が良いエンジンでも必ず発生するものですが、ピストンリング破損や固着、ピストン本体のリング溝摩耗、そしてシリンダー壁面の摩耗や傷が進行したエンジンではブローバイガスの量が過度に多くなります。
そして、BEATにおいてはブローバイガスはクランクケースからエンジンヘッドカバーを通りエアクリーナーケース内に入る構造となっている為、エアクリーナーケース内のブローバイガスの吐出状況を確認することによりエンジンの状態をある程度図り知ることが出来ます(ブローバイガス経路は下図参照)。
一概には言えませんが、エアクリーナーケース内部がブローバイガスでドロドロの車両はピストンやピストンリング、シリンダーの状態が芳しくなく、逆にブローバイガスが少ないとそれらのパーツの状態は健全と言えます(ブローバイガスが少ないからと言って必ず状態が良いとは言えませんが、少なくともブローバイガスが過度に多いエンジンは状態が良くないと言えます)。
BEATのエンジンは基本的に非常に耐久性が高く、しっかりメンテナンスを行っていればエンジン本体からのトラブルは心配ありませんが、距離を重ねている車両が多く、高回転を多用する車両で御座いますので、より確実にエンジンの状態を判断し、自信をもってお客様にご案内できる様に、弊社ではBEAT全車両におきましてブローバイガスの確認を行っている次第で御座います。
加えまして、BEATではオイル消費の激しい車両も見受けられますが、弊社では長距離に渡る走行ができないが故にオイル消費量を正確に検証することができませんので、オイル消費にも関係しているブローバイガス状態確認はエンジンの状態を図り知る為の必須な作業と考えております。
では作業に入りますが、メインの目的となるエアクリーナーケース内部確認に入る前にまずはトランクルームの清掃から行います。
清掃を行うにあたっては、隅々まで綺麗にする為に助手席側テールライトカバー、トランクマット、バッテリー、バッテリーケースを取り外してから行いますが、これは、トランクフロアの状態確認を行う目的もございます。
この状態でトランクフロアの確認を行いましたが、フロアに歪みなどは無く補修歴はありませんし、気になる錆もございません。
因みに、BEATでは軽微なリアからの衝突でもこのトランクフロアが歪んでしまいますが、この部分はトランクマットをめくるだけで容易に確認できる部分ですので、BEATをご検討中の方が車両を確認される際は是非ご確認頂ければ良いかと存じます。
続いて清掃に入りますが、特にトランクルームの端はバッテリーなどを外さないと手が入らないところなので、ほとんどの車両でホコリが溜まっています。
従いまして、濡れタオルを用いて、エンドパネル側のテールライト部分まで含めて隅々まで綺麗に致します。
助手席側はパネルの奥まで手の届く範囲で清掃しております。
これでトランクフロアは隅々まで綺麗になりました。
これでトランクルームの清掃は完了ですので、続いてブローバイガスの状態を確認すべくエアクリーナーケース内部確認へ移ります。
エアクリーナーケース内部の確認を行うにはメンテナンスリッドを取り外す必要がありますので、固定しているボルト4本を緩めて取り外し、エアクリーナーケースカバーにアクセスします。
メンテナンスリッド固定部分の下側は、水が溜まってしまう箇所で、錆が発生してしまっている車両も稀に見受けられますが、本車両においては錆は全くございません。
そして、エアクリーナーケースカバーを固定している6本のビスを緩めてエアクリーナーエレメントと共にカバーを取り外しますと、今回の目的であるエアクリーナーケース内部を確認することができます。
確認結果は、エアクリーナーケース内部のブローバイガスの量に問題無いことが確認できました。
ピストンリングの劣化などの原因で、ブローバイガスが多量に発生している車両ですと、ケースの下部にオイル分が溜まっている車両もありますが、本車両は全く問題ありません。
ブローバイガスの状態に関して確認ができましたので、次回に確認する際に変化の度合いを把握できる様に、ケース内を綺麗に清掃しておきます。
メインの目的であるブローバイガスの確認に続いては、カバーと一緒に外したエアクリーナーエレメントの状態確認です。
写真はダーティーサイド側(外気側)ですが、そこそこ汚れがある状態ですので、新品に交換することに致します。
以上で、各確認作業が終了致しましたので、ホコリが少し付着しているカバーを清掃した後に、新品のエアクリーナーエレメントをカバーにはめ込み、エレメントのパッキンを噛み込まない様に注意しながらエアクリーナーカバー元に戻します。
このカバーの締め付けも実は結構大事なポイントで、中心から外側にかけて締め込んでいかないと微少な隙間ができてしまい、内部の錆の原因になってしまいます。
しっかりとエアクリーナーカバーを固定致しましたら、メンテナンスリッドを元に戻します。
あとは、確認に伴って取り外した各パーツの清掃を行った後に、全ての部品を元に戻します。
以上で、エアクリーナーケース内部におけるブローバイガスの状態を確認及びトランクルーム内の清掃は完了です。
エンジンのフィーリングや音、力強さなどからエンジンの調子が良好であることは感覚としてはわかるものですが、改めてブローバイガス量も問題が無いことが確認できましたので、お客様におかれましては、安心してレスポンスが良く爽快に吹け上るエンジンを高回転まで回して頂き、気持ち良いBEATドライブをお楽しみ頂けましたら幸いに存じます。
ということで、2回に分けてエンジンにまつわる確認や調整作業の様子をご紹介して参りましたが、次回からはこのBEATおける販売前メンテナンス最後となります、【足廻り状態確認編】として、サスペンション等のシャシー部品や足廻りのゴム部品の状態確認及び清掃作業を行った際の様子をご紹介致します。
併せて、この度はオプション作業としてサスペンション交換もご用命頂きましたので、サスペンション交換の様子もご紹介致します。
では、失礼致します。
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