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程度極上 イソマサオート様コンプリートOH済 20周年記念パーツ及び再販パーツ多数装着 HONDA BEAT VerZ 販売前メンテナンス ブローバイガス確認

TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。

先日に入庫のご案内をさせて頂きました『程度極上 イソマサオート様コンプリートOH済 20周年記念パーツ及び再販パーツ多数装着 HONDA BEAT VerZ』ですが、販売前メンテナンスを実施致しましたので、作業の様子をご紹介しております。

※車両の概要はこちら ⇒ HONDA BEAT VerZ 入庫しました

前回はエンジンルーム確認として、エンジンルーム内の各部やプラグや点火時期確認、アイドリング回転数調整などの様子をご紹介致しましたが、今回は【ブローバイガス確認編】として、エンジンの健康状態を計り知る為の一要素であるブローバイガスの状態確認とエアクリーナーケース内の清掃、トランクルームの清掃を実施しましたので、その様子をご紹介致します。



※外装清掃の様子はこちら ⇒ BEAT VerZメンテ外装清掃
※内装清掃の様子はこちら ⇒ BEAT VerZメンテ内装清掃
※錆確認の様子はこちら ⇒ BEAT VerZメンテボディー確認①
※フロント確認の様子はこちら ⇒ BEAT VerZメンテボディー確認② 
※リア確認の様子はこちら ⇒ BEAT VerZメンテ ボディー確認③
※エンジンルーム確認の様子はこちら ⇒ BEAT VerZメンテエンジンルーム確認

弊社では、BEATにおきましてエアクリーナーケース内におけるブローバイガスの状態を必ず確認しております。

ブローバイガスとは、ガソリンが燃焼室内で爆発した際に、シリンダーとピストン、ピストンリングの間から抜け出てくるオイルを含んだガスのことで、調子が良いエンジンでも必ず発生するものですが、ピストンリング破損や固着、ピストン本体のリング溝摩耗、そしてシリンダー壁面の摩耗や傷が進行したエンジンではブローバイガスの量が過度に多くなります。

そして、BEATにおいてはブローバイガスはクランクケースからエンジンヘッドカバーを通りエアクリーナーケース内に入る構造となっている為、エアクリーナーケース内のブローバイガスの吐出状況を確認することによりエンジンの状態をある程度図り知ることが出来ます(ブローバイガス経路は下図参照)。

一概には言えませんが、エアクリーナーケース内部がブローバイガスでドロドロの車両はピストンやピストンリング、シリンダーの状態が芳しくなく、逆にブローバイガスが少ないとそれらのパーツの状態は健全と言えます(ブローバイガスが少ないからと言って必ず状態が良いとは言えませんが、少なくともブローバイガスが過度に多いエンジンは状態が良くないと言えます)。

BEATのエンジンは基本的に非常に耐久性が高く、しっかりメンテナンスを行っていればエンジン本体からのトラブルは心配ありませんが、距離を重ねている車両が多く、高回転を多用する車両で御座いますので、より確実にエンジンの状態を判断し、自信をもってお客様にご案内できる様に、弊社ではBEAT全車両におきましてブローバイガスの確認を行っている次第で御座います。

尚、本車両におきましては、走行距離78,260km時にリビルトエンジンに載せ替えておりますのでそもそもリスクが少ないことに加え、前回販売時エアクリーナーケース内を確認した際に問題無いことを確認済みではありますが、前回メンテナンス時に1度ケース内を清掃しておりますので、その後の約5,000kmの走行に伴うケース内の状態変化をしっかりと確認したく改めて作業を行いました。

それでは作業に入りますが、メインの目的となるエアクリーナーケース内部確認に入る前にまずはトランクルームの確認と清掃から行います。

清掃前でも大変綺麗なのは、トランクマットが交換されているからで、純正再販部品のトランクマットを2021年11月に新品交換済みです。

また、同時にバッテリーをPanasonic製カオス(60B19Rサイズ)への交換に加え、バッテリーターミナル及びカバーも交換し、キルスイッチの取り付けもしております。

では清掃に入りますが、トランクマット、バッテリー、バッテリーケース、助手席側テールライトカバーなど全て取り外して、隅々まで清掃を行います。

これでトランクフロアは見えない部分まで綺麗になりました。

トランクルームの清掃が完了しましたら、エアクリーナーケース内部確認をすべく、メンテナンスリッドを外します。

因みに、メンテナンスリッド固定部分の下側パネルは水は溜まり易く、錆が進んでいる車両も比較的多い部分ですが、本車両は全く錆は見られません。

そして、エアクリーナーケースカバーを固定している6本のビスを緩めてエアクリーナーエレメントと共にカバーを取り外しますと、今回の目的であるエアクリーナーケース内部を確認することができます。

上の写真は清掃前ですが、エアクリーナーケース内部は大変綺麗な状態で、約5,000kmの走行に伴う変化は全く見られず、改めてブローバイガスの量に問題無いことが確認できました。

当然とも言える結果ではありましたが、これで自信を持ってお客様にご案内ができます。

また、エアクリーナーエレメントに関しても2021年11月(走行距離99,550km)時に交換済みですので汚れ具体も全く問題ありませんでした。

以上で、確認作業としては終わりですので、エアクリーナーケースカバーも内側まで含めて清掃した上で、エアクリーナーエレメントを装着して、元に戻します。

ここで、オイルレベルゲージが綺麗であることにお気づきになられた方は相当なBEAT通です。

そうなんです、細かい部分ですが、オイルレベルゲージも純正再販された新品に交換済みなんです。

加えて、このメンテナンスリッドから確認できるところとしては、フューエルストレーナー、ヒューエルホース共に交換されていることが見て取れます。

燃料系は大切なパーツですので、本車両の様に様々な部品が新品に交換されていると本当に安心です。

あとはメンテナンスリッドを取り付けて、取り外して清掃を行いましたバッテリーケース、テールライトカバー、トランクマットを元に戻せば、エアクリーナーケース内部におけるブローバイガスの状態及び確認及びトランクルーム内の清掃は完了です。

これにて、前回のエンジンルーム状態確認及び各種調整の結果と併せまして、本車両におけるエンジンの状態は大変良好であることが改めて確認できました。

何度も記載をさせて頂いておりますが、エンジン、ミッション、補器類から細かなパーツまで、BEATとして現状できる限りの交換及びメンテナンスが施されている車両と言えますので、生産から30年が経過したという事実を忘れてしまうぐらいに信頼性の高いパワートレインのBEATかと存じます。

お客様におかれましては、是非とも安心感を持って力強く滑らかに吹け上がるエンジンをお楽しみ頂けましたら幸いです。

以上、2回に分けてエンジンにまつわる確認や調整作業の様子をご紹介して参りましたが、次回からは本BEATおける販売前メンテナンス最後のパートとなります、【足廻り状態確認編】として、サスペンション等のシャシー部品や足廻りのゴム部品の状態確認及び清掃作業を行った際の様子をご紹介致します。

では、失礼致します。

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