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ご依頼作業:MercedesBenz AMG C43(W205セダン) 室内異音低減作業
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
この度、MercedesBenz(メルセデスベンツ) AMG C43(W205セダン)にお乗りの大阪府にお住まいのM様より室内異音低減作業を依頼頂きました。
今回作業をさせて頂きますMercedesBenz AMG C43(W205)ですが、AMGのエントリーモデルといえる43シリーズで、CクラスのボディーにAMGセッティングとなる3.0L V6直噴ツインターボを搭載し、シャシーもAMGライドコントロールサスペンションを搭載するなど、AMGが仕立てた快速セダンです。
マフラーもAMG C43専用のものが装着されており、さすがAMGと言える快音のエキゾーストサウンドを奏ていました。
さて、そんなAMG C43ですが、先日お客様より『走行中にサンルーフからの異音が気になる』とのことでご相談を頂いておりました。
1度ディーラー様にお見せになった際に、ルーフライニングを外さないといけない大掛かりな作業になると言われたとのことですが、以前弊社で作業致しましたMercedesBenz AMG C63S Coupe (W205)の異音低減作業ブログをご覧頂きまして、『なんとかなりませんか?』とのご相談を頂きました経緯となり、電話で事象の詳細をお伺いしましたところ、『サンルーフをチルトアップすると音が無くなる』とのことでしたので、ほぼ間違い無く異音低減が可能だと考え、作業をお引き受け致しました。
※AMG C63S Coupeの異音低減作業ブログはこちら ⇒ ご依頼作業:MercedesBenz AMG C63S Coupe 室内異音低減作業
ということで、本日お客様にご来店頂き、早速同乗走行にて異音の確認を致しましたところ、やはりお客様のおっしゃる通りサンルーフから異音が発生しており、比較的大きな音量で鳴っているので本当に気になります。。。
因みに、異音は段差等により発生するのでは無く、車体の歪に応じて『キシキシ』と鳴っており、何かが遊んでいたり、部品の接触等によるものでは無いことから、サンルーフの建付け調整を実施し、サンルーフと車体側の当たり具合を調整することに致しました。
ということで、早速サンルーフの位置調整を行いますが、調整する前に状態を確認すると、サンルーフが運転席側に対し、助手席側が随分沈み込んでいることが確認出来ました。
恐らく、サンルーフとボディー側の当たりが不均一なことに加え、助手席側の当たりが過度に大きくなることで音が発生しているのだと思います。
そこで、サンルーフの当たりを均一になる様に調整することになりますが、この調整が難しく、上手に調整をしないと風切り音が出てしまったり、異音がまた発生してしまったりするので、調整しては走行して確認を何度か繰り返した末に、無事にサンルーフからの異音を完治することが出来ました。
早速お客様に運転して頂き、調整前は異音が発生していた道にて確認して頂きましたところ、『完璧に治っています!』とのお喜びのお言葉を頂けまして、何よりで御座います。
これで、異音の無い気持ち良いドライブをして頂けるかと存じます。
また、車両のお引渡しの際には、車談義に花が咲き、本当に楽しい時間を過ごさせて頂きました。
車好き同士の話は本当に尽きないものです・・・。
M様、この度は異音低減作業をご用命頂きまして、誠にありがとう御座いました。
以上、MercedesBenz(メルセデスベンツ) AMG C43(W205セダン)の異音低減作業の様子をご紹介致しましたが、昨今、ベンツの異音に関するご相談を頂くことが多い状況です。
私も異音は凄く気になる性格ですので、『異音をなんとかしたい』というお客様のお気持ちが痛い程わかります。
異音低減作業は非常に難しい作業とはなりますが、できる限りの対応を行い、異音撲滅に向けて努力をさせて頂きますので、異音でお困りの際にはお気軽にご相談頂ければ幸いで御座います。
では、失礼致します。