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ご依頼作業:Mercedes AMG GLB35 室内異音低減作業 その①

TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。

シルバーウィーク明けの1週間がはじまりましたが、秋晴れで気持ち良いですね!

連休は皆様如何お過ごしになられましたでしょうか?

わたくし事で大変恐縮ですが、我が家はお休みを頂いて小旅行へと出掛けました。

目的地は広島県の小さな島である『大久野島』というところで、戦時中は毒ガス製造拠点となって一時期は地図から消された島なのですが、今はウサギがたくさん生息している観光島となっています。

妻や子供はウサギへの餌やりを楽しみ、私は島に残る戦争遺跡を堪能するなど、良い連休を過ごすことができました。


※発電所跡


※毒ガスタンク貯蔵庫

わたしは、こういった廃墟や遺跡といったものが大好きなんです。

かつてはここに人が居たんだな~、生活が営まれていたんだな~といったことを思うと不思議な気持ちになります。

さて、、、

わたくし事はここまでにして、先週は東京都からお越し頂き、ご用命頂きました Mercedes-BenZ GLC220d の室内異音低減作業を実施しておりました。

ダッシュボードや前後席ドア、ラゲッジルームなど広範囲に渡る異音で大変お困りで御座いましたが、今回、全ての箇所において異音低減作業を実施させて頂くことで、かなりの改善が見られ、異音解消だけでなく『乗り味が大きく改善した』と大変ご満足を頂けました。

GLCにおける作業内容等の詳細は後日ブログに掲載予定で御座いますが、今回からは先日にご用命頂き、作業をさせて頂きました Mercedes AMG GLB35 における室内異音低減作業の様子をご紹介して参ります。

この度のお客様は、走行中に発生するBピラー周辺からのビビリ音、ラゲッジルーム周辺からのビビリ音、そして運転席から発生する軋み音で大変お困りであるとのことでご相談のご連絡を頂戴致しました。

そこで、お客様が大阪府にお住まいと比較的お近くでしたので、一度ご来店頂きまして同乗走行させて頂き、実際に私も異音を確認できましたので、作業に必要な日数等をお伝えした上で後日作業をさせて頂くこととなりました。

因みに、弊社周辺のいつも異音を確認する道(かなり路面の荒れた道)を走行しましたところ、以下の室内異音を確認致しました。

①助手席側Bピラーからのビビリ音
②運転席側、助手席側Dピラーからのビビリ音
③テールゲートからのビビリ音
④運転席側、助手席側ドアからの軋み音
⑤助手席側Aピラー、ダッシュボード側面からのビビリ音
⑥エンジンルームからのコトコト音

ということで、上記箇所における異音低減作業を行うこととしましたので、その様子を今回より4回に分けて順にご紹介して参ります。

今回は第1回目、異音低減作業その①として、『①助手席側Bピラーからのビビリ音』に対する異音低減作業を実施致しました様子をご紹介致します。

では、早速作業の様子をご紹介して参りますが、このBピラーからは手で軽く叩くだけでライニングから『ビーン、ビーン』とビビリ音がしておりますので、Bピラーライニングを取り外し内部を確認を行います。

ライニング本体を良く観察すると、シートベルトガイドの部分が3分割構造となっており、ライニング単体で叩くとこの部分からビビリ音が出ていることが確認できます。

ベースとなる部分は片側が溶着されているものの片側にガタがあり、スライダーの部分においてもスライド部分にガタがあり、両方よりビビリ音が出ておりますので、共に対策を行います。

基本的には、樹脂同士が触れる部分からビビリ音が出ますので、接触している部分を中心に音止め施工を実施しました。

スライダー部分は、動きを阻害しない範囲でガタを無くすように施工致します。

加えて、音が出そうな部分は今後の事も考えて念のための処置もしておきます。

これで、Bピラーライニング単体で叩いてもビビリ音が全く出なくなりましたの、外したライニングを元に戻します。

この状態で異音対策前にビビリ音が出ていた道を走行しましたところ、異音は無事に解消していることが確認できましたので、Bピラーライニングにおける異音対策作業は完了です。

尚、運転席側も同様の構造であり、いずれ異音が発生する可能性が容易に考えられますので、運転席側におきましても同様の施工を実施致しました。

部品の公差によるものだと思いますが、運転席側のスライダー部分は全くガタが無くビビリ音が出ておりませんので、動きが渋くなってしまうことを避ける意味でも、運転席側のスライダー部分は未施工としました。

運転席側もライニングの対策を実施し、元に戻します。

このBピラーのビビリ音が無くなるだけでも、段差でのビビリ音が低減して車体の剛性感が増した様に感じ、乗り味の向上を感じることができます。

お客様のお困り箇所であるBピラーのビビリ音は解決しましたので、続いてはのDピラー及びテールゲートからのビビリ音異音対応に入りますが、続きの作業は次回にご紹介致します。

では、失礼致します。

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