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TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。

この度入庫し、ご成約済車両となります『メンテナンスバッチリ 錆少でカスタマイズ多数 HONDA BEAT』ですが、販売前メンテナンスを実施致しましたので、作業の様子を順次ご紹介しております。

※入庫のお知らせはこちら ⇒ BEAT入庫しました

前回はフロント足廻りの状態確認及び清掃、サスペンション交換の様子をご紹介致しましたが、今回は本BEATにおける販売前メンテナンス最終回として、リアにおけるサスペンション等シャシー部品や足廻りのゴム部品の状態確認、清掃そしてサスペンション交換を行った際の様子をご紹介致します。

※外装清掃の様子はこちら ⇒ BEAT販売前メンテ 外装清掃
※内装清掃の様子はこちら ⇒ BEAT販売前メンテ 内装清掃
※錆確認の様子はこちら ⇒ BEAT販売前メンテ ボディー確認①
※エンジンルーム確認の様子はこちら ⇒ BEAT販売前メンテ エンジンルーム確認
※ブローバイガス確認の様子はこちら ⇒ BEAT販売前メンテ ブローバイガス確認
※フロント足廻り確認の様子はこちら ⇒ BEAT販売前メンテ 足廻り状態確認①

では、前回ご紹介致しましたフロントに続きリアの足廻りの状態確認と清掃を行って参りますが、まずは運転席側からホイールを外してホイールハウス内の確認及び清掃を行います。

サスペンションやアーム類に関して気になる点が無いことに加え、ホイールハウスから確認できるサイドフレームも綺麗で、修復歴が無いことが確認できました。

リアのアーム類も錆が少ない良好な状態です。

また、ブレーキホースがステンレスメッシュホースに交換されていることが確認できます。

一通り確認致しましたら、そのまま清掃を行います。

砂ホコリが落ちて綺麗になりました。

清掃に続いては、リアで確認できる唯一のゴム部品であるドライブシャフトブーツとインボードブーツの状態をご紹介致します。

共に破れやヒビ割れも無く、問題無い状態です。

最後にブレーキパッドに関しては、残量が約4.0mmと十分とは言えない状態ですので、次回の車検、もしくは次々回の車検などのタイミングで交換を考えた方が良い旨をお客様にお伝え致しました。

状態確認及び清掃が完了しましたら、フロントと同様に、オプション作業としてご用命頂きましたサスペンションの交換を行います。

BEATはフロント、リア共にストラット形式で、サスペンションASSYに関してはフロントとリアは基本的な構造が同じなので、作業内容もほぼ同じになります。

まずは、アッパーマウントのナット2ケとダンパーロックボルト、ブレーキホースクランプボルトを取り外して、サスペンションを車体から取り外します。

純正サスペンションを取り外しましたら、クスコ製の車高調整式サスペンションを組付けて、車体に取り付けます。

締め付けトルクに関しても、各部フロントと同様で、ダンパーロックボルトが55N・m、アッパーマウントナットが40N・m、セルフロックナットが45N・m、ブレーキホースクランプボルトが22N・mですので、しっかりとトルクレンチを用いて、規定トルクで締め付ければ交換は完了です。

因みに、リアの車高に関してはメーカー推奨値-5mmとしました。

以上で運転席側の確認、清掃、サスペンション交換が完了ですので、続いて助手席側リアのご紹介に移ります。

助手席側においても、サスペンション、アーム類含め気になる点は無く、フレームの曲がりや修復跡が無いことを確認できました。

各部確認ができましたので、清掃を行います。

運転席側も同様ですが、清掃後に、シャシーブラックが剥げていた部分を再塗装しております。

アーム類も綺麗な状態で、綺麗なホイールハウス内となりました。

清掃が終わりましたら各ブーツの確認を行いますが破れや過度な劣化はございません。

最後にブレーキパッドの残量確認ですが、こちらの残量も約4.0mmとなります。

そして、最後の作業として、サスペンションの交換を行いましたら、助手席側リアの清掃、確認、サスペンション交換が完了となります。

以上、フロント、リア共に足廻り関連の状態を確認、清掃を行って参りましたが、サスペンションやアーム類、ゴム・ブーツ類、ブレーキパッド、全てにおいて問題無い状態であることが確認できました。

そして、サスペンション交換により、お客様お好みである低すぎず適度に下がった車高となり、ワタナベホイールと相まって大変カッコ良い姿になりました。

この状態で車高のダウン量とましては、フロントが純正比-32mm、リアが純正比-35mmとなり、ちょうどフェンダーとタイヤとの隙間が指2本分となっております。

因みにサスペンション交換後の乗り味に関してですが、純正よりもバネレートと減衰力が高くなっていることで、かなり引き締まった乗り味となりますものの、不快なレベルの硬さでは無く、段差通過時の突き上げが引き締まった乗り味から想像するよりも軽微であり（純正のアッパーマウントを使用している効果だと思います）、路面状態の良好な道で速度が上がると、ビシッっと路面に張り付く様な乗り味が気持ち良いです。

代わりに、速度が低い状態で路面状態の良くない道を走行する時は少し揺さぶられる様な挙動となりますが、慣らしが進むと緩和されると思われますので、純正よりもスポーティーでしっかりとした乗り味がお好みのお客様には良い選択肢となるサスペンションだと思いました。

ということで・・・

本BEATにおきましては計9回に渡りまして販売前メンテナンスの様子をご紹介して参りましたが、ボディーの状態、エンジンの状態、足回りの状態・・・全ての部分において状態が大変良好であることをしっかりと細部まで確認することができました。

上記サスペンション交換後の乗り味にも繋がりますが、サスペンション交換後の試乗にて、サスペンションが硬くなったものの、本車両においてはボディーが負けてしまっているという感覚が無く、寧ろ『ボディーがしっかりしているなぁ』と強く感じました。

これも、錆が少ない良好なボディーの状態が大きく寄与していることに間違いはありませんので、改めてBEATにおけるボディーの大切さを痛感致しました次第で御座います。

本車両は既にご成約済みとなりますので、この状態でご納車させて頂くこととなりますが、お客様にこの良好な乗り味をお楽しみ頂けると思うと、ワクワク致します。

以上で、本車両における販売前メンテナンスの様子のご紹介は終了となりますが、次回からご納車前メンテナンスのオプション作業としてご用命頂きました、ETC取り付け及びエンジンオイル（フィルター）交換、ミッションオイル交換作業の様子をご紹介致します。

では、失礼致します。

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