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TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。

この度、京都府にお住まいのお客様よりBMW X3 20d M-Sports（G01）の室内異音低減作業をご用命頂きましたので、4回に分けて作業の様子をご紹介しております。

①助手席側フロントドア
②テールゲート
③運転席側Dピラー
④運転席側ラゲッジルームライニング内
⑤運転席側リアシートサイド

前回はDピラー及びラゲッジルームにおける異音低減作業の様子をご紹介致しましたが、今回は本車両における最終回としてリアシートサイドから発生していた異音低減作業の様子をご紹介致します。

※助手席側フロントドアの作業はこちら ⇒ BMW X3 異音対策作業その①
※テールゲートの作業はこちら ⇒ BMW X3 異音対策作業その②
※Dピラー、ラゲッジルームの作業はこちら ⇒ BMW X3 異音対策作業その③

最後の異音発生箇所となりますリアシート運転席側のサイドから発生していた異音ですが、前回のラゲッジルームの対策作業を行った際に、異音対策されていないドライブレコーダーの配線がリアシートサイドに向かって通っていることを確認していることから、その配線が異音の原因であることは凡そ想像のできるものでした。

※ラゲッジルームにおける異音対策前の様子

そこで、リアシートのサイド部分を取り外して対策を行うことにします。

予想通り、ドラレコの配線が異音処理も固定もされず、一部はサイドステップガーニッシュの上に置かれたままの状態でしたので、この部分から異音が出ていたのでしょう。

ドラレコ取り付けの際に、一つのナットを取り外してガーニッシュの下側を通すという簡単な気遣いで異音は出なかったかもしれないのですが・・・。

とボヤいても仕方ないので、ドラレコ配線に対して異音が出ない様に対処します。

上記異音対策を施した上で試走を行いましたところ、シートサイドから出ていた異音は解消致しました。

ということで、以上の作業を持ちまして本車両における異音低減作業は全て完了となりますが、最終確認としまして様々な路面状況の道を試走致しましたが、異音の発生は無く大変快適な車内になりました。

また、お預かり致しました際には、特にリアからの異音が乗り味の低下を招いていましたが、異音が無くなることで段差を通過した際のリアの剛性感が増した様に感じ、BMWらしいスポーティーでむっちりした筋肉質な乗り心地になりました。

最終確認が終わりましたら最後の作業と致しまして、綺麗で気持ち良い状態でお引渡しさせて頂くべく、車両の各部清掃を行います。

清掃まで完了致しましたら、いよいよお客様へお引渡しとなりますが、お客様と共に行う作業完了同乗確認においては、走り出してすぐに変化を感じて頂き、お預かり致します前に一緒に異音の確認を行いました道でも異音が発生していないことを確認頂き、大変お喜び頂けました。

この度のお客様もそうですが、敏感なお客様には大きな段差等を通過しなくても走り出してすぐに変化を感じて頂けることが多いです。

これは恐らく、段差等が無くとも遊んでいる配線や固定が甘いライニングなどが路面の小さな凹凸やエンジン振動などで微小に振動しており、異音対策にてその振動を抑えることで鼓膜や体を通して何かしらの変化を感じて頂けているのだと思います。

とにかく、お客様のお困り事が無事に解決し、ご満足を頂けましたので何よりで御座います。

S様、この度は弊社に異音低減作業をご用命頂きまして誠にありがとう御座いました。

次回は、この度弊社に入庫致しましたHONDA BEATのご紹介をさせて頂きたく存じます。

では、失礼致します。

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