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錆少なく程度良好 無限マフラー/ワタナベホイール装着 HONDA BEAT 納車整備 油脂類交換

TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。

本日のブログは、現在ご納車前整備の様子をご紹介しておりますHONDA BEATの明日のご納車の為に前泊しております新横浜のホテルにて記載をしております。

元々はブログの記載はご納車を終えてからと考えておりましたが、予定よりも少し早く到着しましたので、念のためにと持ってきていたパソコンにてブログを記載している次第で御座います。

ということで、この度ご成約を頂き、明日ご納車を控えております、『錆少なく程度良好 無限マフラー/ワタナベホイール メンテバッチリ HONDA BEAT』ですが、ご納車前整備のオプション作業として以下の作業をご用命頂きましたので、作業の様子を順次ご紹介しております。

※本車両の詳細はこちら ⇒ HONDA BEAT 入庫しました

①Aピラーグロスブラック塗装(外注作業)
②ドアミラーグロスブラック塗装(外注作業)
③LEDヘッドライト交換
④ラストストッパー取付
⑤ステアリング交換(オフセットステアリングボススペーサー取付)
⑥ドアウェッジ交換
⑦エンジンオイル交換(フィルター含む)
⑧ミッションオイル交換
⑨ブレーキフルード交換

⑩ガラスコーティング施工

前回は⑤ステアリング交換(オフセットスペーサー取付)⑥ドアウェッジ交換作業の様子をご紹介致しましたが、今回は⑦エンジンオイル交換(フィルター含む)⑧ミッションオイル交換⑨ブレーキフルード交換作業の様子をご紹介致します。

※LEDヘッドライト交換の様子はこちら ⇒ HONDA BEAT LEDヘッドライト交換
※ラストストッパー取付の様子はこちら ⇒ HONDA BEAT 
ラストストッパー取付
※ステアリング、ドアウェッジ交換の様子はこちら ⇒ HONDA BEAT ステアリング・ドアウェッジ交換

では早速作業のご紹介に入りますが、まずはエンジンオイルの交換から行います。

尚、今回はオイルフィルターの交換も同時に行います。

BEATにおけるエンジンオイルの交換は、オイルパンのドレンボルトからオイルを抜いて、リアバルクヘッドにあるオイル注入口からオイルを入れることになります。

画像にある、オイルパン右側のボルトがエンジンオイルドレンボルトです。

オイルパン後ろにホンダのHマーク、底面に『HONDA』の文字があるのも、BEATの設計者の拘りの一つですね。

オイルが抜けやすい様に、事前にリアバルクヘッドにあるオイルフィラーキャップを外してからオイルドレンボルトを緩めてオイルを排出します。

オイルドレンはオイルパン後端にありますので、排出の際は車体を水平にして、しっかり古いオイルが抜ける様にします。

そして、古いオイルが抜けきりましたら、パッキンを新品に交換してオイルドレンボルトを規定トルクの40N・m締めます。

パーツクリーナーで垂れたオイルを綺麗にしましたら、エンジンオイル注入の前にオイルフィルター交換を行います。

古いオイルフィルターを外しましたら、新しいオイルフィルターに交換しますが、交換前に新しいオイルフィルターのパッキンにオイルを塗布することと、オイルフィルターにオイルを満たしておきます。

オイルをフィルターに満たしておくのは、オイルの無い状態でエンジンが稼働する時間を少しでも短くする為の工夫です。

そして規定トルクの14N・mでオイルフィルターを締め込みましたらオイルフィルター交換も完了です。

ドレンボルトもオイルフィルターも必ず規定トルクで締め付けることが大切です。

オイルフィルターの交換が完了しましたら、エンジンオイルの注入です。

エンジンオイルは、信頼のHONDA純正URTRA MILDオイルを使用します。

元エンジン開発者としましては、ホンダのエンジンにはホンダ純正オイルが一番適していると考えています。

そして、オイルをジョッキに入れて、バルクヘッドのオイル注入口からオイルを注入しますが、このオイルホースの内径が小さい為、少しづつオイルを入れることがコツです。

約2.5L程入れて、オイルレベルゲージにてオイルがUPPERとLOWERの間にあることを確認しましたら、一度エンジンを回してオイルをエンジン各部に行きわたらせ、少し時間をおいてもう一度レベルゲージを確認します。

そうすると、少し減っているはずですので、あとは少しずつオイルを入れてはレベルを確認して、UPPERレベルになればエンジンオイル交換は完了です。

続いては、ミッションオイルの交換に入ります。

ミッションオイルドレンボルト及びフィラーボルトはミッション運転席側のこの部分になります。

純正では下側のドレンボルトが9.5sqの四角い穴の空いたボルトなのですが、本車両は17mmの通常のボルトに交換されております。

そして、ドライブシャフト後ろにあるボルトがフィラーボルトとなります。

ということで、フィラーボルトを外してから、ドレンボルトを外してミッションオイルを排出します。

このミッションオイル排出の際にも、後ろを持ち上げていますとオイルが抜けきらない為、車体が水平になる様に調整してオイルを排出します。

そして、オイル排出が終わりましたら、パッキンを新品に交換してドレンボルトを締め付けますが、本車両のミッションドレンボルトは磁石付の物になっていることが確認できます。

こういった部分にも前オーナー様の車を大切にする気持ちが現れていますね。

そして、この磁石付ドレンボルトを規定トルクの40N・mにて締め付けましたら新しいミッションオイルの注入に入ります

今回交換するミッションオイルもホンダ純正ミッションオイルのMTF-Ⅲを使用します。

ホンダのミッションは特殊ですので、ミッションオイルは特にホンダ純正オイルが間違いないです。

そして、ミッションオイルの注入方法ですが、漏斗と耐油ホースを用いると簡単に行うことができます。

トランクルームから耐油チューブをオイル注入口に入れてミッションオイルを注入していきます。

サービスデータ上のミッションオイル交換量は1.2Lとなっていますが、適正な交換量としては、オイル注入口からオイルが溢れ出てきたところが適正量となります。

本車両においては、ちょうど1.2L入りましたので、古いオイルは綺麗に抜けたことになります。

そして、ミッションオイルの注入が完了しましたら、フィラーボルトを締め込み、垂れたオイルを綺麗に掃除をしましたらミッションオイル交換作業は完了です。

そして続いては今回のご納車前整備における油脂類交換の最後の作業、ブレーキフルードの交換を行います。

ブレーキフルードの交換作業自体は、ブレーキキャリパーのブリーダープラグから古いフルードを抜いて、新しいフルードに入れ替える作業になります。

当然新しいフルードはブレーキマスターシリンダー上にあるカップから入れることになりますが、ブレーキフルードは塗装面にこぼれてしまいますと塗装を剥がして錆に繋がるので、こぼれない様にタオルで養生しておきます。

因みに、今回使用するブレーキフルードも、HONDA純正ブレーキフルード(DOT4)です。

では、交換作業ですが、古いフルードを抜くのは基本的にマスターシリンダーから一番遠い箇所からなので、助手席側リアのキャリパーから行います。

作業は1Wayバルブ付きのブリーダーを用いて行いますので、ブリーダープラグを少~しだけ緩めておいてブレーキを踏んで古いフルードを排出します。

この時に、ブリーダープラグを緩めすぎると、フルードがこぼれるだけでなくエアも噛んでしまうので、少~しだけ緩めるのがコツです。

また、カップには適宜新しいフルードを供給してエア噛みしないように注意しながら作業します。

約200ml程度抜きましたら、ブレーキホース内の古いフルードは抜けておりますので、ブリーダープラグをしっかりと締めて、念入りに清掃作業を行えば助手席側リアの作業は終了です。

続いて同じ作業を助手席側リアの次にマスターシリンダーから遠い運転席側リアにて行い・・・

助手席側フロント・・・

最後に、運転席側フロントの作業を行えば古いフルード排出作業は完了です。

抜いた古いフルードはそれなりに汚れておりました。

最後の最後に、新しいブレーキフルードをカップに満たせば作業は完了です。

作業後は、エンジンをかけた状態でブレーキペダルを何度も踏むことを忘れない様にしましょう。

以上で、今回ご用命頂きましたエンジンオイル(フィルター)、ミッションオイル、ブレーキフルード交換作業は全て完了ですので、一度試走しまして、エンジン異音やミッションのフィーリングを確認し、再度、各部漏れ、滲みが無いか確認を行いましたが、問題無くOKです。

特にミッションの操作フィーリングに関しては明確に良くなり、軽い操作力で引っ掛かり無くスコスコ入ります。

お客様におかれましては、各オイルを新品へ交換後にご納車となりますので、気分的にも、実質的にも気持ち良くドライブをお楽しみ頂けるかと存じます。

以上、今回は、エンジンオイル交換(フィルター含む)、ミッションオイル交換、ブレーキフルード交換作業の様子をご紹介致しました。

明日はいよいよ本車両のご納車となりますが、ブログとしましては、次回から3回に渡りガラスコーティング施工の様子をご紹介して参ります。

明日はお客様にご納車させて頂くこと、そしてお客様にお会いできるのが楽しみです。

では、失礼致します。

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