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走行距離わずか17,200kmで錆極少 フルノーマル状態の程度極上 HONDA BEAT 販売前メンテナンス エンジンルーム状態確認②

TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。

この度入庫致しました『走行距離わずか17,200kmで錆極少 フルノーマル状態の程度極上 HONDA BEAT』ですが、販売前メンテナンスを実施致しましたので、作業の様子を順次ご紹介しております。

前回はエンジンルームの状態確認及び清掃の様子をご紹介致しましたが、今回は【エンジンルーム状態確認編②】として、プラグ確認、点火時期調整、アイドリング回転数調整、アクセルワイヤー調整の様子をご紹介致します。

※入庫のお知らせはこちら⇒ BEAT入庫しました①
※外装清掃の様子はこちら⇒ BEAT販売前メンテ外装清掃
※内装清掃の様子はこちら⇒ BEAT販売前メンテ内装清掃
※錆確認の様子はこちら ⇒ BEAT販売前メンテ ボディー状態確認①
※フロント確認の様子はこちら ⇒ BEAT販売前メンテ ボディー状態確認②
※リア確認の様子はこちら ⇒ BEAT 販売前メンテ ボディー状態確認③
※エンジンルーム清掃の様子はこちら ⇒ BEAT 販売前メンテ エンジンルーム清掃

では早速、エンジンルームの清掃の続きの作業としてスパークプラグの点検に入ります。

プラグは、焼け色や状態を確認することで、燃焼室内部の異常や、インジェクターのトラブルなどを発見することができる重要なバロメーターであり、摩耗状態などを見ることで今後のメンテナンス情報として役に立ちます。

エンジンからプラグを取り外して確認致しますが、本車両のプラグはNGK製のHONDA純正プラグ(熱価6番)が装着されており、状態としましても、3本共にガイシ部分の焼け色は良好であり、大変綺麗なことからエンジンの燃焼状態が良好であることがわかります。

また、中心電極や接地電極の摩耗状態、ギャップも問題ありませんので、まだ使用可能な状態と言えます。

もちろん、ご希望を頂きましたらご納車前にプラグを交換してのお引渡しも可能で御座いますので、お気軽にご相談下さいませ。

確認が終わりましたらエンジンへ取り付けを行いますが、プラグはしっかりと規定トルク(もしくは回転角)での締め付けが必要なポイントですので、手感で締めるといったことは絶対にやめておいた方が良いです。

続いては、タイミングライトを用いてエンジン点火時期の確認及び調整を行います。

エンジンにおける点火時期というのは、良い燃焼を司り、エンジンが本来持つエンジンパワーを引き出す為の大変重要なファクターであり、点火時期が遅すぎると本来のパワーを発揮できず、早すぎると異常燃焼(ノッキング等)の発生によりエンジンの耐久性にも影響を及ぼしてしまうので、点火時期が適切な状態であるかを確認致します。

尚、点火時期の確認はミッションケース上部にあるゴムキャップを外して行うことになります。

確認方法としては、各点火時期補正が入らない様にエンジンを十分に暖めた状態(ラジエターファン2回作動後)でサービスカプラを短絡させて、アイドリング回転数にてタイミングライトを用いて確認を行います。

上記写真が確認結果ですが、ミッションケースから出ている針とフライホイールの点火マークが少しズレていることが確認できます。

デストリビューターを交換した際に少しズレてしまったのだと思います。

そこで、デストリビューターを固定しているボルトを緩めて、フライホイールの点火時期確認窓を見ながら、適切な点火時期となる様にデストリビューターの角度を調整します。

上記写真が調整後ですが、ミッションケースから出ている針と、フライホイールの点火マークがぴったりと一致していることがご確認頂けるかと存じます。

これで、点火時期はバッチリ規定値となり、本来の性能を発揮できるだけでなく、ノッキング等を心配する事無く、安心してエンジンを回す喜びを味わって頂けます。

続いては、アイドリング回転数の調整を実施致します。

定常状態ではアイドリング規定回転数である1200r/minで安定しておりますが、エアコンを使用した際や電気負荷が加わった際、空ぶかしなどの後に規定回転数を下回ることがありましたので、改めて調整を実施致しました。

調整方法としては、エンジンが十分に暖まった状態(ラジエターファン2回作動後)且つ、無負荷状態でEACVのカプラーを外し、アイドルスクリューバルブにてエンジン回転数が850r/minとなる様に調整します。

調整ができましたら、EACVカプラを接続した後に、ECUヒューズ(ヒューズBOX一番上の15Aヒューズ)を抜いてECUのメモリをリセットします。

そして、再度エンジンを始動し、無負荷状態、ヘッドライトON(ハイビーム)状態、エアコンONの状態それぞれでアイドリング回転数が規定値の1200±50r/minとなっていることを確認できましたら作業は完了となります。

調整作業実施後は、エアコンONや電気負荷がかかっている状態、そして空ぶかし後などもアイドリング回転数がピタッと1200r/minで安定する様になりました。

これで、点火時期調整及びアイドリング回転数調整が終わりましたので、最後は、アクセルワイヤーの張りを調整します。

本車両はワイヤーの遊びも他車と比べると小さい状態でしたが、温間時でもアイドリング回転数に支障がでない範囲で遊びをほんの少し詰めておきましたので、BEATが本来持つレスポンシブル且つダイレクトなアクセルワークをより味わって頂けるかと存じます。

これにて本BEATにおけるエンジンルーム内の確認及び清掃、そして各種調整作業は完了ですので、メンテナンスリッドを元に戻し、清掃したトランクマットを敷いた後に、幌も元に戻せばエンジンルームにおける一連の作業は全て完了となります。

以上、エンジンルーム内の状態確認及び清掃、そしてプラグや補器類の状態確認、点火時期調整、アイドリング回転数調整等を行って参りましたが、本車両におけるエンジンルーム内の各部状態が極めて良好であることが確認できました。

また、点火時期もバッチリ調整致しましたので、本BEATが持つエンジン性能がバッチリ発揮できる様になり、走行距離が少ないことによるエンジン性能劣化が少ないことと相まって、低回転では力強く(BEATとしては)、高回転域では胸すく様な加速を味わって頂けるかと存じます。

次回は、今回の続きの作業と言えるエンジン関連確認作業の一つである【エアクリーナーケース確認編】として、エンジンの健康状態を計り知る為の一要素であるエアクリーナーケース内のブローバイガスの状態確認及びエアクリーナーエレメントの状態確認を実施致しましたのでその様子をご紹介致します。

では、失礼致します。

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